大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問70 (地理B(第1問) 問5)
問題文
次の図6は、カナダ、コロンビア、ボリビア、メキシコにおける洪水災害*の時期別発生割合を示したものであり、凡例サ~スは、3~4月、9~11月、12~2月のいずれかである。発生時期とサ~スとの正しい組合せを、後のうちから一つ選べ。
*死者10名以上、被災者100名以上、非常事態宣言の発令、国際援助の要請のいずれか一つ以上をもたらしたもの。
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問題
大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問70(地理B(第1問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
次の図6は、カナダ、コロンビア、ボリビア、メキシコにおける洪水災害*の時期別発生割合を示したものであり、凡例サ~スは、3~4月、9~11月、12~2月のいずれかである。発生時期とサ~スとの正しい組合せを、後のうちから一つ選べ。
*死者10名以上、被災者100名以上、非常事態宣言の発令、国際援助の要請のいずれか一つ以上をもたらしたもの。
- 3~5月:サ 9~11月:シ 12~2月:ス
- 3~5月:サ 9~11月:ス 12~2月:シ
- 3~5月:シ 9~11月:サ 12~2月:ス
- 3~5月:シ 9~11月:ス 12~2月:サ
- 3~5月:ス 9~11月:サ 12~2月:シ
- 3~5月:ス 9~11月:シ 12~2月:サ
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この過去問の解説 (2件)
01
正答は「3~5月:シ 9~11月:ス 12~2月:サ」です。
洪水災害は河川の流量の増加が原因です。流量の増加は春の雪解け水の流入、降雨が要因と考えましょう。
>カナダ
春先(3~4月)にロッキー山脈などの雪が解け、河川の流量が急増し、この時に洪水災害が起きやすくなします。
→3~5月:シ
>コロンビア
熱帯に位置し、年中降雨があります。
>メキシコ
夏季(9~11月)に太平洋側・大西洋側の両方でハリケーンの影響を受け、洪水災害が頻発します。
→9~11月:ス
>ボリビア
南半球にあり、北半球の国とは季節が逆転します。12~2月にアンデス山脈から溶け出した水が大量に河川に流れ込みます。
→12~2月:サ
間違った組み合わせです。
間違った組み合わせです。
間違った組み合わせです。
正しい組み合わせです。
間違った組み合わせです。
間違った組み合わせです。
洪水が起こる原因を考えてみましょう。
→春の雪解け水、撤退低気圧など
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02
●問題のポイント
地図に示された円グラフの凡例が、どの時期に当たるかを問う問題です。円グラフは、洪水災害の時期別発生割合を示しています。
まず、北半球と南半球では、季節が逆になる点を念頭においておきましょう。1年のうちで洪水災害が多いのは夏です。その上で、グラフの割合が一番多い部分に着目しましょう。
南半球に位置するボリビアで一番災害が多いのは、12~2月。北半球に位置するメキシコで一番災害が多いのは、9~11月であることを当てはめると、凡例の時期がわかるでしょう。
●解答
解答は、ボリビアの円グラフを見て割合が一番多いのが、12~2月になりますから、凡例の「サ」になります。
次にメキシコの円グラフを見て割合が一番多いのが、9~11月になりますから、凡例の「ス」になります。したがって「シ」が3~4月になります。
「シ」の割合が一番多いカナダは、3月~5月にかけてよく雨が降り、重ねて冬の積雪が溶けて洪水をもたらすこともあります。
3~5月が「サ」ならば、この凡例で一番多い割合であるボリビアの災害発生率は12~2月が多くなることから違っています。
9~11月が「シ」ならば、この凡例で一番多い割合であるカナダの災害発生率は3~5月が多くなることから違っています。
12~2月が「ス」ならば、この凡例で一番多い割合であるメキシコの災害発生率は9~11月が多くなることから違っています。
3~5月が「サ」ならば、この凡例で一番多い割合であるボリビアの災害発生率は12~2月が多くなることから違っています。
9~11月が「ス」は正解です。
12~2月が「シ」ならば、この凡例で一番多い割合であるカナダの災害発生率は3~5月が多くなることから違っています。
3~5月が「シ」は正解です。
9~11月が「サ」ならば、この凡例で一番多い割合であるボリビアの災害発生率は12~2月が多くなることから違っています。
12~2月が「ス」ならば、この凡例で一番多い割合であるメキシコの災害発生率は9~11月が多くなることから違っています。
3~5月が「シ」、9~11月が「ス」、12~2月が「サ」となっているので正解です。
3~5月が「ス」ならば、この凡例で一番多い割合であるメキシコの災害発生率は9月~11月が多くなることから違っています。
9~11月が「サ」ならば、この凡例で一番多い割合であるボリビアの災害発生率は12~2月が多くなることから違っています。
12~2月が「シ」ならば、この凡例で一番多い割合であるカナダの災害発生率は3~5月が多くなることから違っています。
3~5月が「ス」ならば、この凡例で一番多い割合であるメキシコの災害発生率は9~11月が多くなることから違っています。
9~11月が「シ」ならば、この凡例で一番多い割合であるカナダの災害発生率は3~5月が多くなることから違っています。
12~2月が「サ」は正解です。
洪水災害は局地的な豪雨に見舞われることによって発生します。北半球も南半球も夏に降雨量が多くなることから洪水災害の発生の割合を導きます。
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