大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問22 (歴史総合,世界史探究(第4問) 問1)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問22(歴史総合,世界史探究(第4問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

世界史探究の授業で、「世界史上の様々な交易・貿易とその影響」という主題について、複数の資料を基に考察した。これらの活動に関連した次の文章を読み、後の問いに答えよ。(資料には、省略したり、改めたりしたところがある。)

この授業では、紀元前2~紀元前1世紀のアジアにおける東西交易について、図と資料1を見ながら話し合った。

資料1
私は大夏国にいた時、蜀(四川)の布を見ました。どこでそれを得たかを問うと、「私は商人ですが、インドに行ってこれを買いました」と言っておりました。大夏国は、漢から一万二千里離れた西南(注)にあります。インドは大夏国の東南数千里にあり、大夏国に蜀の物産があるのは、つまり、大夏国が蜀からあまり遠く離れていないということであります。蜀から大夏国に向かう方が行きやすいと思います。それは、害をなす者もいないからです。
(注)西南:実際は西。

先生:紀元前2世紀から紀元前1世紀のアジアの東西交易について、図を使って考えてみましょう。張騫は、紀元前139年頃に大月氏に派遣されました。資料1は、帰国後、張騫が皇帝に報告した内容の一部です。
坂田:資料1にある大夏国は、大月氏の近くにあったとされています。張騫は、蜀と大夏国は近いと考えたようですが、実際は遠いですね。
内田:張騫は、大夏国へ行くのに、自分が通ったルートではなく、別のルートが良いと言っているのでしょうか。遠回りではありませんか。
先生:そうですね。張騫は、蜀を経由すれば容易に大夏国に到達できると誤解していたこともあり、自分が通ったルートとは別のルートを皇帝に勧めたわけです。その理由を、彼が帰国した紀元前126年頃の漢の状況も調べながら、みんなでさらに考えてみましょう。

会話文に登場する皇帝の治世に起こった出来事について述べた文として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • 南越が滅ぼされた。
  • 班固が、『漢書』を編纂(へんさん)した。
  • 商鞅による変法が行われた。
  • 呉楚七国の乱が起こった。

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