大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
 令和4年度(2022年度)本試験
   問84 (地理B(第3問) 問6)  
 問題文
人口増減は、国や地域により状況が異なる。次の図6は、いくつかの国における1980年、2000年、2019年の出生率と死亡率を示したものであり、①~④は、カナダ、韓国、バングラデシュ、マレーシアのいずれかである。マレーシアに該当するものを、図6中の番号のうちから一つ選べ。
 
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問題
大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問84(地理B(第3問) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
人口増減は、国や地域により状況が異なる。次の図6は、いくつかの国における1980年、2000年、2019年の出生率と死亡率を示したものであり、①~④は、カナダ、韓国、バングラデシュ、マレーシアのいずれかである。マレーシアに該当するものを、図6中の番号のうちから一つ選べ。
 
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この過去問の解説 (2件)
01
出生率と死亡率を判断する出題です。各国を先進国、途上国、NIES(昔は途上地域であったが、近年になり急速に工業化した国)に三大別し、考えていきましょう。
不適な選択肢です。
①はカナダです。先進国であり、1980年時点で出生率は四か国中、一番低くなっています。高齢化も進み、死亡率も高い数値となっています。
不適な選択肢です。
②は韓国です。NIESであり、2019年の出生率は四か国中一番低くなっています。韓国の出生率は近年、減少しており少子化が極端に進行しています。
適切な選択肢です。
③はマレーシアです。NIESであり、1980年の出生率は高水準であるものの、近年出生率は低下しています。
不適な選択肢です。
④はバングラデシュです。途上国であり、1980年時点で出生率は四か国中、一番高くなっています。
国別に「途上国」「先進国」「NIES」に三大別すると、グループ分けができ判断しやすくなります。
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02
この問題は、出生率と工業化からその国の状況を分析できるかを問うものです。
答えは「3」です。
出生率は、発展途上の国ほど高くなる傾向があります。
選択肢それぞれ解説していきます。
カナダを指しています。
1980年で出生率は低かったですが、さらに工業が発展してしまったため、出生率はますます低下していきました。
韓国を指しています。
近年は出生率が低く、少子化問題に悩まされています。
マレーシアを指しています。
発展途上国に近いため出生率が多い方でしたが、工業化により低下していきました。
バングラデシュを指しています。
発展途上国であったため出生率は極めて高い傾向にありましたが、近年は都市開発や輸出などの工業化によって出生率が著しく低下しました。
この問題では、出生率から国を推測しなければならないため難易度は高いです。
グラフの変化からそれぞれ根拠を持って国を判別できるように必ず復習しましょう。
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