大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
 令和4年度(2022年度)本試験
   問83 (地理B(第3問) 問5)  
 問題文
次の図5は、人口ピラミッドを示したものであり、サとシはシンガポールとドイツのいずれか、DとEは国全体と外国生まれのいずれかである。シンガポールの外国生まれに該当するものを、図5中の番号のうちから一つ選べ。
 
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問題
大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問83(地理B(第3問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
次の図5は、人口ピラミッドを示したものであり、サとシはシンガポールとドイツのいずれか、DとEは国全体と外国生まれのいずれかである。シンガポールの外国生まれに該当するものを、図5中の番号のうちから一つ選べ。
 
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この過去問の解説 (2件)
01
人口ピラミッドを判読する出題です。サとシ、DとEそれぞれ判読しなければ解答を導けない形式となっています。以下の順番で考えると分かりやすいです。
1.シはドイツです。④のグラフを読むと高齢化が顕著である先進国の特徴が表れています。
2.サはシンガポールです。①のグラフを読むと女性の移民割合が高いことが特徴です。周辺の東南アジアから女性移民を受け入れています。
3.Dは外国生まれです。外国生まれの項目が、その国の人口ピラミッドに表れているのは「移民」だからです。労働を目的とした「移民」たちが多く流入し、子ども・高齢者の値は少なくなっています。
4.Eは国全体です。どの年代も、その人口の多い少ないはあるものの、幅広く分布しています。
適切な選択肢です。
不適な選択肢です。
不適な選択肢です。
不適な選択肢です。
人口ピラミッドでは年代別の人口に注意をして考えていきましょう。またそれぞれの型にも注目していきましょう。
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02
この問題は、グラフの特徴からその国の文化や特徴を推測できるかを問うものです。
答えは「1」です。
D・Eについて説明します。
D:外国生まれを指しています。
若者や青年層が多いことから、労働者や移民だと判断できます。
E:国生まれを指しています。
全年代にもばらつきがなく、平均的であるので、移民ではないと判断できます。
サ・シについて説明します。
サ:シンガポールを指しています。
サ・D (記号1)のグラフを見ると、男性より女性の方が人数が多いと分かります。
シンガポールでは工業労働者だけでなく、家事労働者の受け入れもあるため、女性が多く送られてきます。
シ:ドイツを指しています。
ヨーロッパの先進国では、75歳以上の高年齢層が圧倒的に多い特徴を持っています。
以上から、シンガポールの外国生まれは「サ・D」です。
サ・D(シンガポールの外国生まれ)なので、正しいです。
シ・D(ドイツの外国生まれ)なので、誤りです。
サ・E(シンガポールの国生まれ)なので、誤りです。
シ・E(ドイツの国生まれ)なので、誤りです。
この問題では、シンガポール・ドイツの特徴を把握しておく必要がありました。
移民の問題は、植民地や国の支配、国際問題など多くに関連するので、おさえておきましょう。
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