大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問93 (<旧課程>地理B(第5問) 問2)
問題文
先生から借りた過去の5万分の1地形図(原寸、一部改変)を見たリサさんたちは、次の図2のように、苫小牧市周辺で多くの川が河口付近で屈曲し、流路が頻繁に変化していることに気づいた。川の流路が変化している理由を知るために、リサさんたちは、苫小牧市内の博物館を訪問して学芸員に質問した。リサさんたちと学芸員との会話文中の空欄ア~ウに当てはまる語句の組合せとして最も適当なものを、後のうちから一つ選べ。
リサ 「なぜ、この地域では図2のように多くの川が河口付近で曲がり、海岸線と平行に流れるのですか」
学芸員 「苫小牧市の海岸は、直線的に砂浜が続くのが特徴です。これは、( ア )によって運ばれる砂の堆積が最も大きな理由です。他方で、この地域では( イ )になると、河川の流量が大幅に減少するため、河口付近が砂でふさがれて、川の流路がたびたび変わるのです」
ユイ 「( イ )には、河川よりも海の運搬・堆積作用の方が( ウ )なるということですね」
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問題
大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問93(<旧課程>地理B(第5問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
先生から借りた過去の5万分の1地形図(原寸、一部改変)を見たリサさんたちは、次の図2のように、苫小牧市周辺で多くの川が河口付近で屈曲し、流路が頻繁に変化していることに気づいた。川の流路が変化している理由を知るために、リサさんたちは、苫小牧市内の博物館を訪問して学芸員に質問した。リサさんたちと学芸員との会話文中の空欄ア~ウに当てはまる語句の組合せとして最も適当なものを、後のうちから一つ選べ。
リサ 「なぜ、この地域では図2のように多くの川が河口付近で曲がり、海岸線と平行に流れるのですか」
学芸員 「苫小牧市の海岸は、直線的に砂浜が続くのが特徴です。これは、( ア )によって運ばれる砂の堆積が最も大きな理由です。他方で、この地域では( イ )になると、河川の流量が大幅に減少するため、河口付近が砂でふさがれて、川の流路がたびたび変わるのです」
ユイ 「( イ )には、河川よりも海の運搬・堆積作用の方が( ウ )なるということですね」
- ア:沿岸流 イ:夏季 ウ:大きく
- ア:沿岸流 イ:夏季 ウ:小さく
- ア:沿岸流 イ:冬季 ウ:大きく
- ア:沿岸流 イ:冬季 ウ:小さく
- ア:潮汐 イ:夏季 ウ:大きく
- ア:潮汐 イ:夏季 ウ:小さく
- ア:潮汐 イ:冬季 ウ:大きく
- ア:潮汐 イ:冬季 ウ:小さく
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この過去問の解説 (1件)
01
新旧地形図から、河川の流路について読み解く出題です。
アは沿岸流です。文章中に「海岸線と平行に」「直線的に砂浜が」とあります。すなわちこの周辺は直線的に続く砂浜が、海岸線と平行に立地していることが分かります。沿岸流は海から流れてきた海水が、海岸線沿いに流れるため、土砂は海岸線沿いに平行となるように運搬・堆積されます。
イは冬季です。冬の降水は雪のため、大きく減少します。
ウは大きくです。河川の作用が少なくなり、海の作用が大きくなります。
不適な選択肢です。
不適な選択肢です。
適切な選択肢です。
不適な選択肢です。
不適な選択肢です。
不適な選択肢です。
不適な選択肢です。
不適な選択肢です。
地形図から判断させる出題でした。河川流量に関する出題は、周囲の降水や降雪といった、気候状況と大きく関連しています。
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