大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問95 (<旧課程>地理B(第5問) 問4)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問95(<旧課程>地理B(第5問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

東北地方に住む高校生のリサさんとユイさんは、北海道苫小牧(とまこまい)市とその周辺の地域調査を行った。この地域調査に関する次の問いに答えよ。

市役所の職員の話に興味をもったリサさんたちは、苫小牧港整備以降の工業の変化を統計で確認した。次の表1は、製造業のいくつかの業種の変化について、北海道の製造品出荷額に占める苫小牧市の割合と、苫小牧市の製造品出荷額に占める各業種の割合を示したものである。また、表1中のA~Cは、食料品、石油製品・石炭製品、パルプ・紙・紙加工品のいずれかである。業種とA~Cとの正しい組合せを、後のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • 食料品:A  石油製品・石炭製品:B  パルプ・紙・紙加工品:C
  • 食料品:A  石油製品・石炭製品:C  パルプ・紙・紙加工品:B
  • 食料品:B  石油製品・石炭製品:A  パルプ・紙・紙加工品:C
  • 食料品:B  石油製品・石炭製品:C  パルプ・紙・紙加工品:A
  • 食料品:C  石油製品・石炭製品:A  パルプ・紙・紙加工品:B
  • 食料品:C  石油製品・石炭製品:B  パルプ・紙・紙加工品:A

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この過去問の解説 (1件)

01

北海道の製造品出荷額に占める苫小牧市の割合と、各業種の割合を読み解く問題です。


 

Cは食料品です。北海道全体に対する苫小牧の数値は低いことが特徴です。これは苫小牧だけが特徴的に低いというわけではなく、北海道全体の都市において満遍なく分布しているので、低く表れているからです。北海道全域で盛んである食料品が該当します。


 

Bは石油製品・石炭製品です。前問で、「1963年急速に海上貨物取扱量が増え」「苫小牧港が整備されて以降、港湾に関連する産業も成長」とあります。以前はその割合が低位であったが、近年は高位へと伸びてきていることが読み取れる、Bが石油・石炭製品となります。


 

Aはパルプ・紙・紙加工品です。前問で、「1960年代まで工業製品や北海道の内陸部で産出されたエネルギー資源を本州に積み出す」「かつての苫小牧市では、戦前に立地した一部の大工場がみられる」とあります。以前はその地域で産出されるパルプ資源を用いて、域外へ輸出していたが、近年はその資源の枯渇故、外国から輸入に頼っていることが読み取れる、Aがパルプ・紙・紙加工品となります。


 

選択肢1. 食料品:A  石油製品・石炭製品:B  パルプ・紙・紙加工品:C

不適な選択肢です。

選択肢2. 食料品:A  石油製品・石炭製品:C  パルプ・紙・紙加工品:B

不適な選択肢です。

選択肢3. 食料品:B  石油製品・石炭製品:A  パルプ・紙・紙加工品:C

不適な選択肢です。

選択肢4. 食料品:B  石油製品・石炭製品:C  パルプ・紙・紙加工品:A

不適な選択肢です。

選択肢5. 食料品:C  石油製品・石炭製品:A  パルプ・紙・紙加工品:B

不適な選択肢です。

選択肢6. 食料品:C  石油製品・石炭製品:B  パルプ・紙・紙加工品:A

適切な選択肢です。

まとめ

本設問のみではなく、前問の会話もヒントとして読み取いていく出題です。

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