大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問79 (<旧課程>地理B(第2問) 問6)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問79(<旧課程>地理B(第2問) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

資源と産業に関する次の問いに答えよ。
環境意識の高まりや技術開発により、紙の生産には、木材から作られるパルプに加え、古紙の再生利用が進められている。次の図6は、いくつかの国におけるパルプと古紙の消費量を示したものである。図6中のカ~クはアメリカ合衆国、カナダ、ドイツのいずれか、凡例XとYはパルプと古紙のいずれかである。ドイツとパルプとの正しい組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • ドイツ:カ  パルプ:X
  • ドイツ:カ  パルプ:Y
  • ドイツ:キ  パルプ:X
  • ドイツ:キ  パルプ:Y
  • ドイツ:ク  パルプ:X
  • ドイツ:ク  パルプ:Y

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この過去問の解説 (2件)

01

各国の「森林資源の豊かさ」と「環境への取り組み(リサイクル)」の特徴から、グラフを見分ける問題です。

 

① XとYの判定(パルプか古紙か)                

グラフの「ク」の国に注目します。クの国はXを多く消費している一方で、Yをほとんど消費していません。
選択肢の3か国(アメリカ、カナダ、ドイツ)の中で、圧倒的な森林資源(冷帯林のタイガなど)を持ち、木材や「パルプ」の世界的生産国となっているのはカナダです。カナダは自国の豊かな森林から新鮮な木材を安く大量に得られるため、あえてコストをかけて古紙を回収・再生して使う割合が低くなります。
したがって、「ク」がカナダであり、カナダで消費されているXが「パルプ」、Yが「古紙」だと判定できます。
(日本のグラフを見ても古紙(Y)の割合が高く、リサイクル大国である日本の特徴と一致します。)

 

② カとキの判定(アメリカかドイツか)
カのグラフ:
全体の消費量がとても大きいです。これは、3か国の中で人口(約3.3億人)も経済規模も大きいアメリカに該当します。
キのグラフ:
パルプ(X)よりも古紙(Y)の消費量が多くなっています。これは、ヨーロッパ最大の人口(約8,300万人)を持ち、日本と同様に環境問題への関心が高く、リサイクル(古紙回収)が進んでいるドイツの特徴と一致します。したがって、キがドイツです。

 

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02

正答

 

カ:カナダ

キ:ドイツ

ク:アメリカ合衆国

 

X:パルプ

Y:再生紙

 

パルプとは、紙の原料になる木材の繊維を取り出したものです。

再生紙とは、使用済みの紙からインクや不純物を取り除いて再加工したものです。

 

ドイツでは、環境保護の観点から再生紙を積極的に活用しています。

そのため、ドイツの割合が高いのが再生紙と判断可能です。

 

一方、森林資源やパルプから紙を作る際に使う水が豊富なカナダは、

世界的なパルプ生産国です。

よって、カナダの割合が高いのがパルプと判断できます。

 

以上より、紙の生産量が圧倒的に多い、カはカナダであり、

Xがパルプであることがわかります。

同時に、再生紙の割合が唯一、

パルプを上回っているキがドイツであることも判明します。

まとめ

環境を重視するドイツと、

パルプの世界的な生産国であるカナダ

という対照的な2国について理解しましょう。

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