大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問82 (<旧課程>地理B(第3問) 問5)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問82(<旧課程>地理B(第3問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

日本の人口や都市について、ユミさんたちが行った探究に関する次の問いに答えよ。

子育て環境や出生率に日本国内でも地域差があることを知ったユミさんたちは、いくつかの指標を都道府県単位で調べた。後の図3中のタ~ツは、単独世帯の割合、夫婦共働き世帯の割合、平日の平均通勤・通学時間のいずれかについて、全国を100とした場合の各都道府県の値を示したものである。項目名とタ~ツとの正しい組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • 単独世帯の割合:タ  夫婦共働き世帯の割合:チ  平日の平均通勤・通学時間:ツ
  • 単独世帯の割合:タ  夫婦共働き世帯の割合:ツ  平日の平均通勤・通学時間:チ
  • 単独世帯の割合:チ  夫婦共働き世帯の割合:タ  平日の平均通勤・通学時間:ツ
  • 単独世帯の割合:チ  夫婦共働き世帯の割合:ツ  平日の平均通勤・通学時間:タ
  • 単独世帯の割合:ツ  夫婦共働き世帯の割合:タ  平日の平均通勤・通学時間:チ
  • 単独世帯の割合:ツ  夫婦共働き世帯の割合:チ  平日の平均通勤・通学時間:タ

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この過去問の解説 (3件)

01

正しい組み合わせは、

「単独世帯の割合:ツ 夫婦共働き世帯の割合:チ 平日の平均通勤・通学時間:タ」 です。

 

 

首都圏(埼玉・千葉・神奈川・東京)と近畿圏で濃く塗られ、郊外ベッドタウンほど値が高いです。

これは長い通勤・通学時間の地理的特徴と一致します。

 

北陸(福井・富山・石川)や東北の内陸県で高く、大都市圏では低いです。

共働き率の実態と重なります。

 

東京都をはじめ大阪府・福岡県・北海道など大都市圏や高齢単身が多い地域が濃くなっています。

単独世帯比率の分布そのものです。

選択肢1. 単独世帯の割合:タ  夫婦共働き世帯の割合:チ  平日の平均通勤・通学時間:ツ

誤りです。

選択肢2. 単独世帯の割合:タ  夫婦共働き世帯の割合:ツ  平日の平均通勤・通学時間:チ

誤りです。

選択肢3. 単独世帯の割合:チ  夫婦共働き世帯の割合:タ  平日の平均通勤・通学時間:ツ

誤りです。

選択肢4. 単独世帯の割合:チ  夫婦共働き世帯の割合:ツ  平日の平均通勤・通学時間:タ

誤りです。

選択肢5. 単独世帯の割合:ツ  夫婦共働き世帯の割合:タ  平日の平均通勤・通学時間:チ

誤りです。

選択肢6. 単独世帯の割合:ツ  夫婦共働き世帯の割合:チ  平日の平均通勤・通学時間:タ

正しい組み合わせです。

まとめ

・通勤時間は「郊外→都心」型の通勤圏で長くなる。

・共働き率は「保育環境と家族サポートがそろった地方」で高い。

・単独世帯比率は「大都市・高齢化・若者流入」が重なると上がる。


こうした人口・就業・都市構造の違いが、子育て環境や出生率の地域差を生み出す要因になっています。

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02

正答は「単独世帯の割合:ツ  夫婦共働き世帯の割合:チ  平日の平均通勤・通学時間:タ」です。

 

都市部と地方の生活環境についての理解が問われています。

 

>都市部

 東京・京都・大阪・福岡などの人口集中地帯では、都心のCDC(Central District of City 都市中心部)に企業や学校、商業施設が集中しているため、そこに通う人たちは郊外の住宅地やニュータウンに居住せざるを得ません。

鉄道やバスなどの公共交通機関が発達していることが前提にあり、通勤通学時間が長くなりがちです。

 また、地方から上京してきた学生や単身赴任してきた勤め人が多いため、単身世帯が目立ちます。

北海道は地方のイメージが強いかと思われますが、人口の約40%が札幌市に集中しており、単身世帯が非常に多いです。

単身世帯の割合→ツ

平日の通勤通学時間→タ

 

>地方

 公共交通機関が発達していない地域では、そもそも職場や学校の近くに住む(職住近接)傾向があります。

またマイカー通勤が大変普及しており、「車は一人一台」とも言われています。

土地や住宅も都市部より広く、また地価も安いため、複数世帯での居住が可能です。

 共働きに関しては、地方では都市部より平均賃金が低いので、家計を維持するために女性がパートタイマーやアルバイト、また農業などの第一次産業に従事する傾向があります。またそれを可能にする保育園・幼稚園・放課後託児所などが、自治体によって整備されています。

共働き世帯の割合→チ

 

選択肢1. 単独世帯の割合:タ  夫婦共働き世帯の割合:チ  平日の平均通勤・通学時間:ツ

間違った組み合わせです。

選択肢2. 単独世帯の割合:タ  夫婦共働き世帯の割合:ツ  平日の平均通勤・通学時間:チ

間違った組み合わせです。

選択肢3. 単独世帯の割合:チ  夫婦共働き世帯の割合:タ  平日の平均通勤・通学時間:ツ

間違った組み合わせです。

選択肢4. 単独世帯の割合:チ  夫婦共働き世帯の割合:ツ  平日の平均通勤・通学時間:タ

間違った組み合わせです。

選択肢5. 単独世帯の割合:ツ  夫婦共働き世帯の割合:タ  平日の平均通勤・通学時間:チ

間違った組み合わせです。

選択肢6. 単独世帯の割合:ツ  夫婦共働き世帯の割合:チ  平日の平均通勤・通学時間:タ

正しい組み合わせです。

まとめ

都市部の特徴である都会の通勤ラッシュ、CDCの過度な発達、そして地方での子育て支援制度の発達により、現在(2025年時点)では地方への回帰ブームが広がっています。

参考になった数1

03

日本の社会・人口統計を地図から読み解く問題です。
それぞれの統計指標が持つ「地理的な特徴」、「共働き=北陸(三世代同居が多いから)」というキーワードを知っていると選択肢を絞り込めます。

 

①「タ」の判定(平日の平均通勤・通学時間)
東京を中心とする首都圏(埼玉・千葉・神奈川・東京)と、大阪を中心とする近畿圏(奈良・兵庫・大阪・京都)で色が極端に濃くなっています。
大都市は地価が高いため、人々は家賃や土地の安い郊外(ベッドタウン)に家を持ち、毎日電車で長い時間をかけて都心へ通うことになります。そのため、大都市の周辺県(埼玉や千葉、奈良など)で特に数値が跳ね上がります。したがって、タ = 平日の平均通勤・通学時間 です。

 

②「チ」の判定(夫婦共働き世帯の割合)
北陸地方(福井・富山・石川など)や山形県などの東北・日本海側で色が濃く(割合が高く)なっています。
北陸などの地域は、昔から「三世代同居(祖父母と一緒に住む)」の割合が高く、子育てを祖父母にサポートしてもらいやすいため、女性が結婚・出産後も働き続けやすいという特徴があります。(また、伝統産業が多く女性の働き口があったことも)

 

③「ツ」の判定(単独世帯の割合)
東京、京都、大阪、福岡などの大都市の中心部や、北海道、高知県などで色が濃くなっています。
東京や京都などの大都市には大学や企業が集中しているため、全国から若者が集まり「一人暮らし(単独世帯)」が多くなります。(北海道や高知などは、高齢者の一人暮らしが多いことなどが影響しています)。
「タ」と少し似ていますが、「タ」が埼玉や千葉などのベッドタウン(家族で住む場所)で濃いのに対し、「ツ」は東京などの都市の中心部そのもの(単身者が住む場所)で濃くなっているのを見分けるのがコツです。したがって、ツ = 単独世帯の割合 となります。

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