大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問19 (歴史総合,世界史探究(第3問) 問4)
問題文
17世紀の東南アジアで女性君主が多く存在したことを知ったタックさんの班は、諸島部(島嶼(とうしょ)部)の事例についてさらに調査を行って、メモ1を作成した。
メモ1
・東南アジアでは、キリスト教やイスラーム教、仏教といった外来宗教の浸透が、男性優位の規範を強化する傾向にあった。
・君主や貴族層の権力の強化にとって、貿易の利益の掌握が大きな意味を持っていた。
・(a)アチェでは、1641年から1699年にかけて、(b)貴族層の意向を反映して擁立された女王が4代続いた。
・マラッカの陥落後、アチェはムスリム商人の主要寄港地となった。
下線部(b)の理由として、タックさんの班は次の仮説を考えた。メモ1を参考にしつつ、その仮説の根拠になると考えられる事象あ~えについて、正しいものの組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
仮説
アチェの貴族たちが女性君主を擁立し続けたのは、男性よりも劣位な存在とされていた女性をあえて君主に据えることで、君主権を弱い状態にとどめて、自分たちの権力を維持しようとしたからではないか。
あ アチェでは、イスラーム教の影響が弱かった。
い アチェでは、イスラーム教の浸透が進んでいた。
う 君主が、交易の利益を掌握していた。
え 貴族層が、交易の利益を掌握していた。
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問題
大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問19(歴史総合,世界史探究(第3問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
17世紀の東南アジアで女性君主が多く存在したことを知ったタックさんの班は、諸島部(島嶼(とうしょ)部)の事例についてさらに調査を行って、メモ1を作成した。
メモ1
・東南アジアでは、キリスト教やイスラーム教、仏教といった外来宗教の浸透が、男性優位の規範を強化する傾向にあった。
・君主や貴族層の権力の強化にとって、貿易の利益の掌握が大きな意味を持っていた。
・(a)アチェでは、1641年から1699年にかけて、(b)貴族層の意向を反映して擁立された女王が4代続いた。
・マラッカの陥落後、アチェはムスリム商人の主要寄港地となった。
下線部(b)の理由として、タックさんの班は次の仮説を考えた。メモ1を参考にしつつ、その仮説の根拠になると考えられる事象あ~えについて、正しいものの組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
仮説
アチェの貴族たちが女性君主を擁立し続けたのは、男性よりも劣位な存在とされていた女性をあえて君主に据えることで、君主権を弱い状態にとどめて、自分たちの権力を維持しようとしたからではないか。
あ アチェでは、イスラーム教の影響が弱かった。
い アチェでは、イスラーム教の浸透が進んでいた。
う 君主が、交易の利益を掌握していた。
え 貴族層が、交易の利益を掌握していた。
- あ・う
- あ・え
- い・う
- い・え
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題で押さえておくべき点は、
外来宗教の浸透による規範の変化と、
交易の利益をだれが掌握していたかの二点です。
メモ1より、キリスト教やイスラーム教、
仏教といった外来宗教の浸透が、
男性優位の規範を強化する傾向にあったことが読み取れます。
したがって、アチェではイスラーム教の浸透が進んでいたとする「い」が正しいと分かります。
仮説によると、貴族層は女性君主を擁立し、
君主権を弱め自分たちの権力を維持していました。
そのため実質的な権力基盤の交易の利益は
貴族層が握っていたはずです。
よって「え」が正しいと分かります。
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