大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問49 (歴史総合,日本史探究(第3問) 問4)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問49(歴史総合,日本史探究(第3問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

日本史探究の授業で古代日本の特徴について考えることになり、ノゾムさんとミライさんは探究活動を行った。次の文章を読み、後の問いに答えよ。(資料には、省略したり、改めたりしたところがある。)

ミライさんは、周辺民族との関係のなかに古代国家の特質が表れているのではないかと考え、具体的に中央と東北地方との関係について調べることにした。

ミライさんは、9世紀における東北地方と中央政府との関係を調べるため、図書館にある六国史の索引を利用して手がかりを探したところ、資料1を見つけた。資料1に関して述べた文あ・いについて、その正誤の組合せとして正しいものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

資料1
(878年4月4日)この日、出羽の国司の藤原朝臣興世が(a)飛駅(ひやく)(注)して次のように報告した。「秋田城の支配下にある役所や民家が凶賊のために焼亡したことを2月に報告しました。その後、小野朝臣春泉(はるいずみ)・文屋(ふんや)真人有房(ありふさ)らを派遣し、よく訓練された兵を授けて城に入らせ合戦させました。しかし蝦夷の集団は日に日に増え、彼らは多く、我らは少ない状況です。城の北、秋田郡の南の公私の建物はみな焼かれてしまい、殺されたり捕虜にされたりした人は数えられないほどです。」
(『日本三代実録』)
(注)飛駅:非常時、駅路を用いる最速の連絡方法。

あ  資料1から、9世紀後半になっても中央政府による東北地方の支配は安定せず、日本海側で役所や民家が蝦夷によって焼かれたことが読み取れる。
い  下線部(a)による使者は、緊急の用件を伝達するため、官道沿いに設けられた駅家で次々に馬を乗り継ぎ、出羽国から都まで至ったと考えられる。
  • あ ― 正  い ― 正
  • あ ― 正  い ― 誤
  • あ ― 誤  い ― 正
  • あ ― 誤  い ― 誤

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