大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問73 (地理B(第2問) 問1)
問題文
リナさんたちは、まず資源の地域的な偏りを考えるために、主要な資源について調べた。次の図1中の凡例アとイは炭田と油田のいずれかであり、文AとBは石炭と石油のいずれかを説明したものである。油田に該当する凡例と石油に該当する文との正しい組合せを、後のうちから一つ選べ。
A この資源は、生産量上位10か国の世界に占める割合が9割を超えており、世界最大の生産国と消費国が同一である。
B この資源は、世界のエネルギー供給量の約3分の1を占めており、確認されている埋蔵量の約半分が特定の地域に偏っている。
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問題
大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問73(地理B(第2問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
リナさんたちは、まず資源の地域的な偏りを考えるために、主要な資源について調べた。次の図1中の凡例アとイは炭田と油田のいずれかであり、文AとBは石炭と石油のいずれかを説明したものである。油田に該当する凡例と石油に該当する文との正しい組合せを、後のうちから一つ選べ。
A この資源は、生産量上位10か国の世界に占める割合が9割を超えており、世界最大の生産国と消費国が同一である。
B この資源は、世界のエネルギー供給量の約3分の1を占めており、確認されている埋蔵量の約半分が特定の地域に偏っている。
- 凡例:ア 文:A
- 凡例:ア 文:B
- 凡例:イ 文:A
- 凡例:イ 文:B
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、石油と石炭について違いを判別できるかを問うものです。
答えは「油田:イ 石油:B」です。
A・Bについて説明します。
[A この資源は、生産量上位10か国の世界に占める割合が9割を超えており、世界最大の生産国と消費国が同一である]
→石炭のことを指しています。
「世界最大の生産国と消費国が同じ国」とは、中国です。中国は、全体の約半分を占めています。
中国が世界最大である理由は、経済成長のために石炭が主要な電源として使用されているからです。
[B この資源は、世界のエネルギー供給量の約3分の1を占めており、確認されている埋蔵量の約半分が特定の地域に偏っている]
→石油のことを指しています。
「特定の地域」とは、中東アジアです。石油は、中東アジアに集中しています。
ア・イについて説明します。
ア:炭田を指しています。全世界に頒布していますが、古期造山帯に集中して石炭層があります。
イ:油田を指しています。油田も石油も中東アジアに集中しています。
誤りです。
誤りです。
誤りです。
正しいです。
この問題では、石油と石炭についての情報を覚えておく必要があります。
資源について、この2つ以外の第一次エネルギーの生産場所もおさえておきましょう。
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02
炭田・油田の分布と、石炭・石油に関する説明文の組み合わせを解答する問題です。
選択肢Aは石炭です。「世界最大の生産国と消費国」は中国を示しており、中国は生産量・消費量ともに世界最大です。
選択肢Bは石油です。「特定の地域」とは中東を示しており、埋蔵量の半数は中東です。
判例アは炭田です。アメリカ合衆国のアパラチア山脈や、オーストラリアのグレートディヴァィディング山脈などに確認できます。主に古期造山帯で多く発掘されます。
判例イは油田です。中東のペルシア湾沿岸に集中していることが確認できます。褶曲の作用により、この地域に集中しています。
不適です。
不適です。
不適です。
適切です。
鉱山資源に関する基本的な出題です。特に鉄鉱石・石炭・石油といった主要資源に関しては生産・輸出・輸入統計も併せて確認しておりましょう。
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