大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問82 (地理B(第3問) 問4)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問82(地理B(第3問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

村落・都市と人口に関する次の問いに答えよ。

次の図4は、ヨーロッパの主要な都市の空港*における、ヨーロッパ以外から到着する航空便の旅客数の内訳を、出発地域別に示したものである。図4中のカ~クはパリ、フランクフルト、マドリードのいずれか、凡例AとBはアフリカと北アメリカ**のいずれかである。パリと北アメリカとの正しい組合せを、後のうちから一つ選べ。
*一つの都市に複数の空港が存在する場合は合計値。
**北アメリカにはメキシコを含まない。
問題文の画像
  • パリ:カ  北アメリカ:A
  • パリ:カ  北アメリカ:B
  • パリ:キ  北アメリカ:A
  • パリ:キ  北アメリカ:B
  • パリ:ク  北アメリカ:A
  • パリ:ク  北アメリカ:B

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この過去問の解説 (2件)

01

ヨーロッパの主要な都市の空港における統計を読み解く出題です。出発地域別とあり、指標が大陸や州別となっているので、ヨーロッパとその地域との関係性に着目していきましょう。


 

Aは北アメリカです。ロンドンの統計で多くを占めています。イギリスの旧植民地である北アメリカと判断します。Bは消去法でアフリカです。


 

クはマドリードです。スペインは中南アメリカの国々を植民地とした過去があります。キはパリです。フランスは北アフリカ・西アフリカ諸国を植民地とした過去があります。カは消去法です。


 


 

選択肢1. パリ:カ  北アメリカ:A

不適な選択肢です。

選択肢2. パリ:カ  北アメリカ:B

不適な選択肢です。

選択肢3. パリ:キ  北アメリカ:A

適切な選択肢です。

選択肢4. パリ:キ  北アメリカ:B

不適な選択肢です。

選択肢5. パリ:ク  北アメリカ:A

不適な選択肢です。

選択肢6. パリ:ク  北アメリカ:B

不適な選択肢です。

まとめ

現代の旅客数の資料を、過去の植民地から考えさせる出題形式です。各国の横断的な理解が必要です。

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02

この問題は、旅客の国と空港便の国との結びつきを考える必要があります。

 

答えは「パリ:キ 北アメリカ:A」です。

 

先にA・Bを求めると良いです。

A:北アメリカを指しています。

 ロンドンはかつて北アメリカを植民地化し、文化などが共通している部分があります。

 結びつきが強いがために、ロンドンでの旅客数が40%以上を占めるのではと考えられます。

B:アフリカを指しています。

 キの空港でのアフリカの旅客数が一番多いのは、この空港の国はアフリカの旧宗主国であるからです。

 

カ~クを説明します。

カ:特徴的なものがないので、消去法で解くのが良いでしょう。フランクフルトが当てはまります。

キ:この空港はアフリカの旧宗主国であるので、パリが当てはまります。

ク:この空港では、中央・南アメリカの旅客数がとても多いと分かります。

  スペインは、南アメリカの半分を植民地としていたため、結びつきが強く、今でも労働者の送り出しが行われています。

  マドリードが当てはまります。

選択肢1. パリ:カ  北アメリカ:A

誤りです。

選択肢2. パリ:カ  北アメリカ:B

誤りです。

選択肢3. パリ:キ  北アメリカ:A

正しいです。

選択肢4. パリ:キ  北アメリカ:B

誤りです。

選択肢5. パリ:ク  北アメリカ:A

誤りです。

選択肢6. パリ:ク  北アメリカ:B

誤りです。

まとめ

この問題では、各国の植民地による結びつきから求める必要がありました。

植民地や文化の統制などを再度確認してみましょう。

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