大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和6年度(2024年度)追・再試験
問67 (<旧課程>地理B(第1問) 問2)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和6年度(2024年度)追・再試験 問67(<旧課程>地理B(第1問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

世界の自然環境と自然災害に関する次の問いに答えよ。

次の図3は、図2中のsとtの範囲*における、1月と7月の風向と風速の分布を示したものである。sの1月に該当するものを、図3中の選択肢のうちから一つ選べ。
*緯度15度、経度10度の範囲。
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この過去問の解説 (1件)

01

正解は③です。

 

〈s地点(インド洋北部)の1月と7月の風向きについて〉

・1月(北半球の冬)

インド大陸は高気圧になり、海洋が相対的に低気圧になります。そのため 北東モンスーン(北東 → 南西へ)が優勢です。

今回の問題はs地点の1月について回答する問題でしたので、北東→南西に向けて風が吹いている③が正解になります。

 

・7月(北半球の夏)

インド大陸は高温で低気圧になり、インド洋は相対的に高気圧になります。そのため 南西モンスーン(南西 → 北東へ)が優勢になります。

 

〈t地点(太平洋の真ん中)の1月と7月の風向きについて〉

・通年(1月・7月)

赤道付近なので、季節風よりも貿易風が安定して吹いています。そのため、1月も7月も変わらず基本的には「東 → 西」向きで吹き、変化は小さいです。

選択肢1. ①

誤りです。

選択肢2. ②

誤りです。

選択肢3. ③

正しい選択肢です。

選択肢4. ④

誤りです。

まとめ

S地点では、1月はインド大陸が高気圧、海が低気圧となるため、北東モンスーンが吹きます。一方、7月はインド大陸が低気圧、海が高気圧となるため、南西から北東へ南西モンスーンが吹きます。T地点では、季節の影響よりも年間を通じて安定した貿易風(東→西)が優勢なので、1月・7月ともに大きな風向きの変化は見られません。

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