大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和6年度(2024年度)追・再試験
問71 (<旧課程>地理B(第1問) 問6)
問題文
次の図7は、日本のある河川における水位の観測地点P~Rを示したものである。また、図8は、この河川で1976年に堤防が決壊した際における、観測地点P~Rの水位の変化を示したものであり、マ~ムは、図7中のP~Rのいずれかに該当する。図7と図8に関することがらについて述べた文xとyの正誤の組合せとして正しいものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
x 観測地点Pはマ、観測地点Qはミ、観測地点Rはムに該当する。
y 堤防の決壊は、マに対応する観測地点の付近で発生した。
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問題
大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和6年度(2024年度)追・再試験 問71(<旧課程>地理B(第1問) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
次の図7は、日本のある河川における水位の観測地点P~Rを示したものである。また、図8は、この河川で1976年に堤防が決壊した際における、観測地点P~Rの水位の変化を示したものであり、マ~ムは、図7中のP~Rのいずれかに該当する。図7と図8に関することがらについて述べた文xとyの正誤の組合せとして正しいものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
x 観測地点Pはマ、観測地点Qはミ、観測地点Rはムに該当する。
y 堤防の決壊は、マに対応する観測地点の付近で発生した。
- x ― 正 y ― 正
- x ― 正 y ― 誤
- x ― 誤 y ― 正
- x ― 誤 y ― 誤
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この過去問の解説 (1件)
01
〈xの解説〉
図8の3本の曲線を比較すると、ムが最も水位が低く、ミが中程度、マが最も高い水位を示しています。流域では下流に行くほど集水面積(ある河川やダムに最終的に流れ込む範囲の土地の面積)が大きくなり、水位が高くなる傾向にあるため、上流のPはム、中流のQはミ、下流のRはマに対応します。そのため「P=マ、Q=ミ、R=ム」とするxの記述は誤りです。
〈yの解説〉
堤防の決壊後に急激な水位低下が見られるのはマの曲線です。これはマに対応する観測地点である下流R付近で堤防が決壊したことを示しています。したがってyの記述は正しいです。
以上より、正しい組合せはx:誤、y:正となります。
誤りです。
誤りです。
正しい選択肢です。
誤りです。
河川では下流ほど集水面積が大きくなり水位も高くなるため、水位が最も低いムは上流P、中程度のミは中流Q、最も高いマは下流Rに対応します。また、堤防の決壊に伴う急激な水位低下が見られるのはマの曲線であり、これはマに対応する下流R付近で堤防が決壊したことを示しています。
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