大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和6年度(2024年度)追・再試験
問72 (<旧課程>地理B(第2問) 問1)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和6年度(2024年度)追・再試験 問72(<旧課程>地理B(第2問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

ナオさんたちは、地理の授業で、持続可能な資源利用と産業のあり方について探究した。この探究に関する次の問いに答えよ。

ナオさんたちは、授業の冒頭で配られた次の図1を用いて、世界の資源と産業をめぐる現状と課題を考えることにした。図1は、工業出荷額といくつかの指標について、世界の上位20か国・地域を示したものであり、a~cは、石油生産量、二酸化炭素排出量、農産物の生産量*のいずれかである。指標名とa~cとの正しい組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
*加工品は含まない。
問題文の画像
  • 石油生産量:a  二酸化炭素排出量:b  農産物の生産量:c
  • 石油生産量:a  二酸化炭素排出量:c  農産物の生産量:b
  • 石油生産量:b  二酸化炭素排出量:a  農産物の生産量:c
  • 石油生産量:b  二酸化炭素排出量:c  農産物の生産量:a
  • 石油生産量:c  二酸化炭素排出量:a  農産物の生産量:b
  • 石油生産量:c  二酸化炭素排出量:b  農産物の生産量:a

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この過去問の解説 (1件)

01

石油生産量、二酸化炭素排出量、農産物生産量ごとにそれぞれの上位地域の特徴を確認します。

1.石油生産量の特徴

上位国:サウジアラビア、ロシア、米国、イラン、イラクなどが挙げられます。特に中東諸国が目立ちます。

 

2.二酸化炭素排出量の特徴

上位国:中国、米国、インド、ロシア、日本などが挙げられます。工業が盛んな国や人口が多い国が並びます。

 

*今回の問題では、1と2で悩む方が多いと思いますが、日本が含まれているかいないかで判断することが出来ます。日本では石油の生産量が少ないので、日本が含まれているb=二酸化炭素排出量、a=石油生産量だと判断することができます。

 

3.農産物生産量の特徴

上位国:中国、インド、米国、ブラジル、インドネシアなどが挙げられます。人口が多い国や農業が盛んな国が目立ちます。

今回の問題の場合、中東地域は砂漠地帯により、農業は発達していないと判断することが出来、cは農産物生産量だと判断することができます。

 

以上より、(a=石油生産量、b=二酸化炭素排出量、c=農産物生産量)が正解だと分かります。

選択肢1. 石油生産量:a  二酸化炭素排出量:b  農産物の生産量:c

正しい選択肢です。

選択肢2. 石油生産量:a  二酸化炭素排出量:c  農産物の生産量:b

誤りです。

選択肢3. 石油生産量:b  二酸化炭素排出量:a  農産物の生産量:c

誤りです。

選択肢4. 石油生産量:b  二酸化炭素排出量:c  農産物の生産量:a

誤りです。

選択肢5. 石油生産量:c  二酸化炭素排出量:a  農産物の生産量:b

誤りです。

選択肢6. 石油生産量:c  二酸化炭素排出量:b  農産物の生産量:a

誤りです。

まとめ

この問題は、a~cに示されたランキングから、それぞれの指標が何を表しているかを判断することがポイントです。aではサウジアラビアやイランなど中東諸国が上位にあり、石油生産量に対応します。bでは中国、米国、インド、ロシア、日本など工業国や人口大国が並んでおり、二酸化炭素排出量に該当します。cでは中国、インド、米国、ブラジルなど農業大国が上位に見られ、農産物の生産量を示しています。 したがって、正しい組合せはa=石油生産量、b=二酸化炭素排出量、c=農産物の生産量です。

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