大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問14 (歴史総合,世界史探究(第2問) 問6)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問14(歴史総合,世界史探究(第2問) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

世界史探究の授業で、世界史上の都市の歴史をテーマに、生徒たちが発表に向けた準備をしている。それらの活動に関連した次の文章を読み、後の問いに答えよ。(資料には、省略したり、改めたりしたところがある。)

富田さんのグループは、次の図1・2を参考にしながら、バンコクの変容について発表するために話し合っている。

富田:図1と図2では、随分と大きな変化があります。例えば、仏教寺院の数が増加したり、城壁の内部でも外部でも道路が整備されたりして、市街地が城壁外に大きく拡大しています。
ムサ:主にチャオプラヤ川の東岸に沿って、北と東南に新しく道路と水路が拡大しているように見えますが、図1の時代には、城壁外の東側には何もなかったのでしょうか。
富田:人があまり住んでいない原野や湿地帯が広がっていました。人の移動が制限されるため、城壁と合わせて防衛機能を担っていたそうです。
古川:ラタナコーシン朝が成立した時期の人々が、首都バンコクの防衛を強く意識したのは、( エ )記憶が残っていたためなのでしょう。
富田:図1と図2の時代の間に、城壁と並行して走る運河のさらに外側に、パドゥンクルンカセーム運河が建設されました。また、諸外国との貿易も一因となって、市街地が拡大するなど、徐々に開発が進んでいき、都市が成長しました。
古川:この間に、対外関係で大きな変化がありました。その変化を受けて、図1に見られなかった施設が、図2には新しく見られるようになります。
富田:図1と図2を比較すると、対外関係の変化がそのまま反映された所だけでなく、その変化によって引き起こされたタイの社会的・経済的変化が表れている所もありますね。

会話文を参考にしつつ、20世紀初頭のバンコクの状況について述べた文あ・いの正誤の組合せとして正しいものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

あ  図2では、城壁外の南東部に外国領事館が多く存在しており、それは、欧米諸国と条約を結び、外交関係を樹立した結果だと考えられる。
い  図2では、陸上交通網が発達して水上交通路は衰退しており、それは、ラーマ5世の近代化政策によるものと考えられる。
問題文の画像
  • あ ― 正  い ― 正
  • あ ― 正  い ― 誤
  • あ ― 誤  い ― 正
  • あ ― 誤  い ― 誤

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