大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問26 (歴史総合,世界史探究(第4問) 問4)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問26(歴史総合,世界史探究(第4問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

世界史探究の授業で、大陸を越えた諸地域の結び付きについて、各班で調査をした。二つの班の活動について述べた次の文章を読み、後の問いに答えよ。(資料には、省略したり、改めたりしたところがある。)

2班は、ヴァイキングに興味を持ち、その活動範囲を示した図を基に、メモを作成した。その上で、北米で発見された彼らの遺跡について意見を出し合った。

メモ
・ヴァイキングは、西方では北米大陸まで到達した。
・aでは、ロロが率いる一派が、( イ )。
・ヴァイキングは、東方では河川を下ってbまで進出し、( ウ )。

石田:この遺跡は先住民の住居跡ではなくて、アメリカ大陸の外から来た人たちのものだと考えられているね。( エ )ことが根拠の一つだよ。
モリス:住居の形が10世紀のアイスランドと同じなので、北欧の人たちの遺跡だと分かります。ヴァイキングはアメリカ大陸にも移住したのですか。
先生:この遺跡は1960年代に発見されたのですが、家畜を飼っていた形跡がないので、定住用ではなく航海に適した夏の間だけ使われていたと考えられています。北欧では手に入らない物資を入手していたようです。
工藤:Aコロンブスがサンサルバドル島にたどり着く前にも、アメリカ大陸とヨーロッパとの間に人の行き来があったのですね。

会話文中の空欄( エ )に入る文として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • この遺跡から、ジャガイモが見つかっている
  • この遺跡から、牛や馬を飼っていた形跡が見つかっている
  • この遺跡から、トウモロコシが見つかっている
  • この遺跡から、鉄の釘(くぎ)が見つかっている

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この過去問の解説 (1件)

01

会話文中の(エ)に入るのは、

「この遺跡から、鉄の釘(くぎ)が見つかっている」です。


北米の先住民の住居跡ではなく、アメリカ大陸の外から来た人たち(ヴァイキングなど)の遺跡だと考える根拠として、鉄を加工した道具や部品が見つかることが大きな手がかりになります。

選択肢1. この遺跡から、ジャガイモが見つかっている

ジャガイモは、もともと主に南米(アンデス地方)で広く栽培されてきた作物です。

「北米の遺跡でジャガイモが出たから、外から来た人だ」とは直結しにくく、根拠として弱いです。

選択肢2. この遺跡から、牛や馬を飼っていた形跡が見つかっている

会話の中で先生が、家畜を飼っていた形跡がないので定住用ではない、と説明しています。
この流れと矛盾するため、(エ)に入れる文としては合いません。

選択肢3. この遺跡から、トウモロコシが見つかっている

トウモロコシはアメリカ大陸にもともとあった作物なので、見つかったとしても「アメリカ大陸の外から来た人」の決め手にはなりにくいです。
むしろ、先住民の生活とも結び付けて考えられるため、(エ)の根拠としては弱いです。

選択肢4. この遺跡から、鉄の釘(くぎ)が見つかっている

鉄の釘のような鉄製品は、木材を組み立てたり、船の修理をしたりするのに使えます。
北米の先住民の住居跡と比べると、当時の技術や道具の特徴が異なるため、アメリカ大陸の外から来た人たちの遺跡だと考える強い手がかりになります。
会話の「航海に適した夏の間だけ使われていた」という説明ともつながりやすいです。

まとめ

この問題は、「先住民の住居跡ではない」と言える決め手になりやすい物を選ぶのがポイントです。
作物(ジャガイモ・トウモロコシ)は地域の広がりや交換の可能性があり、根拠として弱くなりやすいです。

家畜は会話内容と矛盾します。
一方で、鉄の釘(くぎ)のような鉄の加工品は、航海民の活動や道具の特徴を示しやすく、(エ)に最も合います。

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