大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問28 (歴史総合,世界史探究(第5問) 問1)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問28(歴史総合,世界史探究(第5問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

世界史探究の授業で、「 a 」という主題について班別学習をした。それぞれの班の活動に関連した次の問いに答えよ。(資料には、省略したり、改めたりしたところがある。)

小山さんの班は、博物館を見学して、朝鮮半島の扶余(ふよ)で出土した木簡に関する解説シートをもらい、それを踏まえて探究を進め、メモ1を作成した。メモ1中の空欄( ア )~( ウ )に入る語句の組合せとして正しいものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

解説シート
・木簡の冒頭には、618年に当たる「戊寅年(ぼいんねん)」の文字が記されている。ここから、この木簡が7世紀初頭に使用されたことが分かる。
・木簡には、当時この地域で行われた、国家による穀物貸付制度の内容が記録されている。表1は、その一部をまとめたものである。

メモ1
・7世紀前半の状況を示した地図を参考にすると、出土地から見て、木簡は( ア )で使用されたことが分かる。
・表1より、各人に貸し付けた穀物の量に対し、返済済みと未返済との穀物の量の合計が1.5倍であったことが分かる
・8世紀の唐の律令には、穀物貸付けに関する規定が存在したと考えられているが、返済時に割の利息をつけるという明確な規定は見つかっていない。
・8世紀の日本の律令には、国家が穀物を貸し付ける規定があり、そこでは、返済時に割の利息をつけることになっていた。

考察
出土した木簡から読み取れる数値を踏まえると、日本の律令における貸付時の利息規定と、( イ )の制度には、共通点があると考えられる。
なお、穀物貸付けの制度における返済時の利息についての明確な規定が、( ウ )の律令からは見つかっていない。そのため、現状では、日本の律令における貸付時の利息規定と、( ウ )の制度との比較はできない。
問題文の画像
  • ア ― 新羅  イ ― 唐  ウ ― 朝鮮半島
  • ア ― 新羅  イ ― 朝鮮半島  ウ ― 唐
  • ア ― 百済  イ ― 唐  ウ ― 朝鮮半島
  • ア ― 百済  イ ― 朝鮮半島  ウ ― 唐

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