大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問61 (歴史総合,日本史探究(第6問) 問1)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問61(歴史総合,日本史探究(第6問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

ハルさんとナツさんの姉妹は、同居する祖母の本棚の整理を手伝うことになった。本棚には松本清張の本が多くあり、興味を持った二人は松本清張の年譜を作成した。次の年譜を読み、後の問いに答えよ。(資料には、省略したり、改めたりしたところがある。)

松本清張の年譜(1960年まで)
1909年 福岡県で生まれる。
1924年 高等小学校を卒業後、電機会社に入社。後、印刷会社に転職。
1939年 朝日新聞社九州支社に入社。
1944年 召集されて九州の連隊に入隊し、朝鮮半島に渡る。
1945年 朝鮮で敗戦を迎え、復員して新聞社に復帰。
1950年 『週刊朝日』の懸賞小説にa「西郷札(さいごうさつ)」が入選。
1953年 森鷗外の足跡に題材を求めた「或(あ)る「小倉日記」伝」で芥川賞受賞。
1956年 朝日新聞社を退社し、作家業に徹する。
1960年 b占領期に素材を求めたノンフィクション「日本の黒い霧」シリーズの連載を始める。

ナツさんは下線部aの小説を読んでその概要をメモにまとめるとともに、その素材となった西郷札についてデータベースから関連する新聞記事を探し、資料1としてまとめた。メモも参考にしながら、資料1から読み取れる内容あ・いと、西南戦争開戦と同時期の政府の政策X・Yとについて、最も適当なものの組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

メモ
「西郷札」は、西南戦争の時に発行された軍費調達用の金札を政府に補償させようとして、1877年9月の戦争終結後に買い占めに走った男が破滅に至るまでを描いた歴史小説である。

資料1から読み取れる内容
あ  西郷札と称する金札は、西郷隆盛の命運とともに価値がなくなった。
い  西郷札と称する金札を、植民地の朝鮮で交換しようとした者がいた。

西南戦争開戦と同時期の政府の政策
X  政府は、地租改正反対一揆をうけて、地租の税率を引き下げた。
Y  政府は、兌換紙幣を発行し、銀本位制を確立した。
問題文の画像
  • あ ― X
  • あ ― Y
  • い ― X
  • い ― Y

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