大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問72 (地理総合,地理探究(第2問) 問3)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問72(地理総合,地理探究(第2問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

愛知県の高校に通うコハクさんたちは、愛知県東部に位置する東三河(ひがしみかわ)地域の調査を行った。この地域調査に関する次の問いに答えよ。

レオンさんは、東三河地域の農業がなぜ盛んになったのかを探るため、農家への聞き取り調査結果と、地元の図書館で調べた統計などを次の資料3にまとめた。資料3中のア~ウは、キャベツ、米、サツマイモのいずれかについて、1960年と2006年の収穫量を行政区域別(注1)に示したものである。作物名とア~ウとの正しい組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
(注1)2020年時点。
問題文の画像
  • キャベツ:ア  米:イ  サツマイモ:ウ
  • キャベツ:ア  米:ウ  サツマイモ:イ
  • キャベツ:イ  米:ア  サツマイモ:ウ
  • キャベツ:イ  米:ウ  サツマイモ:ア
  • キャベツ:ウ  米:ア  サツマイモ:イ
  • キャベツ:ウ  米:イ  サツマイモ:ア

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この過去問の解説 (1件)

01

愛知県の渥美半島(東三河地域南部)を中心とした農業の歴史的変化を読み解く問題です。

「豊川用水の開通(1968年)」により水が引かれたことで、「乾燥に強い作物」から「水と温暖な気候を活かした商品価値の高い作物(近郊・輸送園芸農業)」へと劇的に変化したという背景を念頭に置いてグラフを見分けていきましょう。

 

 「ア」は、平野部を中心に広く栽培されていますが、1960年から2006年にかけて全体的に収穫量が減少しています。

これは、日本人の食生活の変化による消費量の低下や、国の減反政策(生産調整)の影響を受けた「米」の全国的な傾向と合致しています。

 

 「イ」は、1960年時点では南部で非常に多く収穫されていましたが、2006年には激減しています。

豊川用水が開通するまでは乾燥や痩せた土地に強い作物が中心でした。

したがって、かつて主食の代用やデンプン原料として大量に作られていた「サツマイモ」がこれに該当します。

 

 「ウ」は逆に、1960年にはほとんど作られていませんでしたが、2006年には南部で収穫量が増えています。

これは、豊川用水の完成によって水が安定供給されるようになったことと、トラック輸送などによる大消費地(東京や名古屋など)へのアクセス向上によって、新たに盛んになった近郊農業・輸送園芸農業の代表格である「キャベツ」の特徴と一致します。

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