大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問78 (地理総合,地理探究(第3問) 問5)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問78(地理総合,地理探究(第3問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

世界の自然環境と自然災害に関する次の問いに答えよ。

地球温暖化の気温上昇の傾向は、海陸の割合などによって緯度ごとに異なる。また、海氷に覆われた海は日射を反射するため、海氷面積の増減は気温上昇に影響を与える。次の図6は、地球全体の平均気温が2℃上昇するという予測にもとづき、いくつかの緯度帯における上昇気温別の面積割合をヒストグラムにより示したものである。図6中のXとYは緯度30~40度帯と80~90度帯のいずれか、タとチは北半球と南半球のいずれかである。緯度30~40度帯と北半球との組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • 緯度30〜40度帯:X  北半球:タ
  • 緯度30〜40度帯:X  北半球:チ
  • 緯度30〜40度帯:Y  北半球:タ
  • 緯度30〜40度帯:Y  北半球:チ

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この過去問の解説 (1件)

01

高緯度地域ほど気温上昇が大きくなるという特徴があります。これは「極域増幅」と呼ばれる現象で、氷雪が融解すると、太陽光の反射率(アルベド)が低下し、より多くの熱を吸収します。また北半球のほうが温暖化の影響が大きい傾向にあります。これは北半球の高緯度域に陸地が多く、海洋が多い南極周辺よりも気温変化が大きくなりやすいためです。

選択肢2. 緯度30〜40度帯:X  北半球:チ

正解

Yに比べてXは上昇温度が低い傾向にあるため、中緯度地域とわかり、チはタに比べて上昇温度が低いため北半球とわかります。

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