大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問79 (地理総合,地理探究(第3問) 問6)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問79(地理総合,地理探究(第3問) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

世界の自然環境と自然災害に関する次の問いに答えよ。

持続可能な国土像を考察する上で、自然災害への備えを検討することは重要である。次の図7は、日本のある沿岸地域における津波への備えについて、GISを用いて検討する方法を模式的に示したものである。図7中の空欄( マ )~( ム )には、分析結果から推計できる値a~cのいずれかが当てはまる。マ~ムとa~cとの組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

【分析結果から推計できる値】
a  避難が必要な人数
b  避難が間に合わない可能性のある人数
c  避難場所別の避難者数
問題文の画像
  • マ:a  ミ:b  ム:c
  • マ:a  ミ:c  ム:b
  • マ:b  ミ:a  ム:c
  • マ:b  ミ:c  ム:a
  • マ:c  ミ:a  ム:b
  • マ:c  ミ:b  ム:a

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この過去問の解説 (1件)

01

GIS(地理情報システム)を用いた防災シミュレーションの思考プロセスを問う問題です。

このようなフローチャートの問題では、「どのデータとどのデータを重ね合わせたら、どんな情報が浮かび上がるか」を現実に置き換えてイメージするのがコツです。

 

空欄(マ)について
「津波浸水想定区域(津波が来る場所)」のデータと、「人口分布(人が住んでいる場所)」のデータを重ね合わせています。
この2つが重なる領域というのは、そのまま「津波で浸水する場所に住んでいる人々」を意味します。

つまり、ここから推計できるのは「避難が必要な人数(a)」となります。したがって、(マ)には「a」が当てはまります。

 

空欄(ミ)について
(ミ)は、逆に2つのデータが「重なる領域」です。

つまり、避難が必要で、かつ安全に逃げ切れる距離圏内にいる人々を指します。

GISを使えば「この人はA避難所の距離圏内、あの人はB避難所の距離圏内…」と割り出すことができるため、「避難場所別の避難者数(c)」が推計できます。

これによって、各避難所の収容人数が足りているかどうかの検討などが可能になります。

 

空欄(ム)について

「津波避難場所」を中心に「特定の距離圏」を作っています。

これは例えば「歩いて10分以内で到達できる範囲」といった、安全に避難できるタイムリミットの範囲をシミュレーションしたものです。

そして、「避難が必要な人(マ)」のデータと、この「間に合う距離圏」のデータを重ね合わせています。

 (ム)は、この2つが「重ならない領域」です。

つまり、避難が必要なのに、安全に逃げ切れる距離圏から外れてしまっている人々を指します。

したがって「避難が間に合わない可能性のある人数(b)」が推計できます。

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