大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問82 (地理総合,地理探究(第4問) 問3)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問82(地理総合,地理探究(第4問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

エネルギーと産業に関する次の問いに答えよ。

同じ製品でも、生産、流通、販売にかかわる産業の立地は異なっている。次の図1中のカ~クは、繊維・衣服に関する製造品出荷額、卸売販売額、小売販売額のいずれかについて、全国に占める都道府県別の割合を示したものである。項目とカ~クとの正しい組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • 製造品出荷額:カ  卸売販売額:キ  小売販売額:ク
  • 製造品出荷額:カ  卸売販売額:ク  小売販売額:キ
  • 製造品出荷額:キ  卸売販売額:カ  小売販売額:ク
  • 製造品出荷額:キ  卸売販売額:ク  小売販売額:カ
  • 製造品出荷額:ク  卸売販売額:カ  小売販売額:キ
  • 製造品出荷額:ク  卸売販売額:キ  小売販売額:カ

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この過去問の解説 (1件)

01

繊維・衣服産業を例に、同じ製品を扱う産業でも「作る(製造)」「流通させる(卸売)」「売る(小売)」という役割によって、立地しやすい場所が異なることを読み解く問題です。 このような産業分布の地図問題では、「大都市に極端に集中するもの(卸売)」「人口に比例して全国に広がるもの(小売)」というわかりやすい特徴から見分けていくのがコツです。

 

カの図(製造品出荷額)について
東京や大阪といった大都市の円が小さく、代わりに北陸地方(福井県や石川県)や東海、中国地方(岡山県など)に比較的大きな円が点在しています。
繊維や衣服の「製造(工場)」は、土地代が安く広いスペースを確保できる地方に立地しやすい傾向があります。また、現在国内に残っている繊維産業は、特定の技術を持った地方の産地(岡山のデニム、北陸の合成繊維など)に集積して生き残っているケースが多いため、この特徴的な分布を示す「カ」が「製造品出荷額」となります。

 

キの図(卸売販売額)について
東京と大阪の円が突出して大きく、他の地域は非常に小さくなっています。
卸売業(メーカーから大量に買い付けて全国の小売店へ流通させる業種)は、企業間取引がメインとなるため、最新の情報が集まり、全国への交通アクセスや本社機能が集中する巨大な経済圏に極端に集中して立地します。したがって、この一極集中型の「キ」が「卸売販売額」となります。

 

クの図(小売販売額)について
東京や大阪などの大都市圏の円が比較的大きいものの、全国の各都道府県にも大小の円がまんべんなく散らばっています。
小売業は、最終的にお客さん(消費者)に商品を売るお店(アパレルショップなど)です。服を買う消費者は全国どこにでもいるため、その店舗数や販売額は基本的に「各都道府県の人口規模」に比例します。人口分布に似た形で全国に広く分布している「ク」が「小売販売額」となります。

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