共通テスト(地理歴史) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問83 (地理総合,地理探究(第4問) 問4)
問題文
世界の多くの国・地域では、産業における観光業の重要性が高まっている。次の図2は、いくつかの国における国際観光収支を示したものであり、①〜④は、日本、スペイン、タイ、ドイツのいずれかである。ドイツに該当するものを、①〜④のうちから一つ選べ。
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問題
共通テスト(地理歴史)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問83(地理総合,地理探究(第4問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
世界の多くの国・地域では、産業における観光業の重要性が高まっている。次の図2は、いくつかの国における国際観光収支を示したものであり、①〜④は、日本、スペイン、タイ、ドイツのいずれかである。ドイツに該当するものを、①〜④のうちから一つ選べ。
- ①
- ②
- ③
- ④
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この過去問の解説 (2件)
01
国際観光収支で「収入が多い」ということは「海外から多くの観光客を受け入れている」ことを意味します。
逆に「支出が多い」ということは「海外に観光する人が多い」ことを意味します。
国ごとの発展度合い、観光の傾向から細かく分析すると答えを導き出せます。
この国は観光収入で圧倒的な大きさを誇っています。
歴史的な背景で多くの文化財が存在し、地中海寄りのリゾートを有している「スペイン」が該当します。
補足ですが、外国人観光客数が一番多いのはフランス、二番目はスペイン、三番目はアメリカとなっています。
②の最大の特徴は支出が非常に多いということです。
教科書にも出ていると思いますが、ヨーロッパの地中海沿岸の地域は夏に多くの観光客を受け入れています。北にある国からリゾート地を求め、観光に来ることを考えると、これは「ドイツ」です。
②とは対照的に支出が非常に小さいです。
発展途上国であれば貯蓄が少なく自然と海外観光のハードルもたかくなります。
よってこれは「タイ」となります。
最後に観光立国を目指し力を入れ始めたことを背景に2010年から大幅に海外からの観光客数が大幅に増えたことから「日本」です。支出に関しても島国であり、EUなどと比較して国境をまたぐハードルが高いのでしょう。
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02
各国の国際観光収支(観光による収入と支出)から国名を判定する問題です。
このような観光統計の読み取りでは、「その国が観光客を多く受け入れる国か、それとも海外へ多く旅行者を送り出す国か」を考えるのがコツです。
経済水準の高さや、歴史的・リゾート的な魅力、近年の観光政策などに注目してグラフを見分けていきましょう。
このグラフは、古くから世界中から多くの観光客を受け入れている観光大国の特徴を示しています。
ヨーロッパ有数のリゾート地や歴史的建造物を持ち、常に高い観光収入を得ているスペインに該当します。
このグラフは、海外旅行に出かける人が非常に多く、海外で使うお金が莫大であることを示しています。
経済水準が高く、長期休暇(バカンス)を利用して南欧などの暖かい地域へ旅行する人が多いドイツに該当します。
このグラフは、自国民の海外旅行は控えめな一方で、外国からの観光客が急増している新興国の特徴を示しています。
物価の安さやリゾート開発を背景に、世界中から観光客を集めているタイに該当します。
このグラフは、2010年時点では海外へ行く人の方が多かったものの、2019年にかけて外国からの観光客が激増したことを示しています。
ビザの発給要件緩和やLCCの普及など、国を挙げたインバウンド政策が成功した日本に該当します。
観光収支は、各国の経済力やライフスタイルを色濃く反映します。
ドイツは高い経済力と充実した休暇制度を背景に、世界でもトップクラスの「観光客を送り出す国(支出大)」です。
したがって、支出が他国と比べ高く、グラフが右側に大きく伸びているものを読み取ることで、正解を導き出すことができます。
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