大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問14 (歴史総合,世界史探究(第2問) 問6)
問題文
ある日の授業で、生徒たちが調べたことを、スライドを用いて発表している。
川原:英領インドへの権力移譲のために、イギリスが1946年に提示した独立案を整理して、スライドを作成しました。これは、インド帝国を一つの国として独立させる案でした。
神田:イギリスが去った後の国家形態として、イギリスは3段階から成る連邦制を提案しました。上段には、外交、防衛などを担う統一連邦を置きました。中段には、諸州を束ねる三つの地区を置き、これらの地区が、自治権と憲法制定権を行使できるようにしました。
川原:しかし最終的にこの提案は受け入れられず、A地区の大部分を占める地域がインドとして、B地区とC地区の主なムスリム多数派地域が( イ )として、独立しました。
神田:つまり、スライドの中に位置づけるならば、( ウ )の枠組みを基に新たな国が成立したということです。
先生:良い発表でした。分離独立の背景には、民族運動の分断を狙ったイギリスの植民地政策があったことを忘れてはいけません。今度は、(c)植民地支配からの独立を考慮しながら、インドの事例と、他の新たな国家形成の事例とを比べてみましょう。
会話文を参考にしつつ、会話文中の空欄( イ )に入る国の名と、( ウ )に入る語句との組合せとして正しいものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問14(歴史総合,世界史探究(第2問) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
ある日の授業で、生徒たちが調べたことを、スライドを用いて発表している。
川原:英領インドへの権力移譲のために、イギリスが1946年に提示した独立案を整理して、スライドを作成しました。これは、インド帝国を一つの国として独立させる案でした。
神田:イギリスが去った後の国家形態として、イギリスは3段階から成る連邦制を提案しました。上段には、外交、防衛などを担う統一連邦を置きました。中段には、諸州を束ねる三つの地区を置き、これらの地区が、自治権と憲法制定権を行使できるようにしました。
川原:しかし最終的にこの提案は受け入れられず、A地区の大部分を占める地域がインドとして、B地区とC地区の主なムスリム多数派地域が( イ )として、独立しました。
神田:つまり、スライドの中に位置づけるならば、( ウ )の枠組みを基に新たな国が成立したということです。
先生:良い発表でした。分離独立の背景には、民族運動の分断を狙ったイギリスの植民地政策があったことを忘れてはいけません。今度は、(c)植民地支配からの独立を考慮しながら、インドの事例と、他の新たな国家形成の事例とを比べてみましょう。
会話文を参考にしつつ、会話文中の空欄( イ )に入る国の名と、( ウ )に入る語句との組合せとして正しいものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
- イ ― パキスタン ウ ― 上段
- イ ― パキスタン ウ ― 中段
- イ ― パキスタン ウ ― 下段
- イ ― バングラデシュ ウ ― 上段
- イ ― バングラデシュ ウ ― 中段
- イ ― バングラデシュ ウ ― 下段
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説
前の問題(問13)へ
令和7年度(2025年度)追・再試験 問題一覧
次の問題(問15)へ