大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問15 (歴史総合,世界史探究(第2問) 問7)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問15(歴史総合,世界史探究(第2問) 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

世界史探究の授業で、国家の形成や発展の過程で生じる対立やその影響について、生徒たちが様々な資料を基に考察を深めている。そうした活動に関連した次の文章を読み、後の問いに答えよ。(資料には、省略したり、改めたりしたところがある。)

ある日の授業で、生徒たちが調べたことを、スライドを用いて発表している。

川原:英領インドへの権力移譲のために、イギリスが1946年に提示した独立案を整理して、スライドを作成しました。これは、インド帝国を一つの国として独立させる案でした。
神田:イギリスが去った後の国家形態として、イギリスは3段階から成る連邦制を提案しました。上段には、外交、防衛などを担う統一連邦を置きました。中段には、諸州を束ねる三つの地区を置き、これらの地区が、自治権と憲法制定権を行使できるようにしました。
川原:しかし最終的にこの提案は受け入れられず、A地区の大部分を占める地域がインドとして、B地区とC地区の主なムスリム多数派地域が( イ )として、独立しました。
神田:つまり、スライドの中に位置づけるならば、( ウ )の枠組みを基に新たな国が成立したということです。
先生:良い発表でした。分離独立の背景には、民族運動の分断を狙ったイギリスの植民地政策があったことを忘れてはいけません。今度は、(c)植民地支配からの独立を考慮しながら、インドの事例と、他の新たな国家形成の事例とを比べてみましょう。

下線部(c)に関連して、生徒たちが、インドと他の国とを比較して分類を試みた。インドの分類に関して述べた文あ~えについて、正しいものの組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

神田さんによる分類
V  ブラジル、カンボジア
W  ガーナ

川原さんによる分類
X  ブラジル
Y  カンボジア、ガーナ

あ  神田さんは、イギリスから独立した国家であるかどうかで分類したので、インドはVに入る。
い  神田さんは、イギリスから独立した国家であるかどうかで分類したので、インドはWに入る。
う  川原さんは、第二次世界大戦終結後に独立したかどうかで分類したので、インドはXに入る。
え  川原さんは、第二次世界大戦終結後に独立したかどうかで分類したので、インドはYに入る。
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  • い・え

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