大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問31 (歴史総合,世界史探究(第5問) 問4)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問31(歴史総合,世界史探究(第5問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

世界史探究の授業で、人々が直面した困難や危機について班別学習を行い、資料を基に探究した。各班の発表に関連した次の問いに答えよ。(資料には、省略したり、改めたりしたところがある。)

4班は、第二次世界大戦後のフランスで生じた困難について調べ、発表に向けて話し合っている。会話文中の空欄( キ )に入る語句あ・いと、会話文から読み取れる事柄X・Yとについて、最も適当なものの組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

佐藤:第二次世界大戦中に、アルザス地方はナチス=ドイツに併合されました。この地方は、( キ )の結果、フランスに復帰していた所です。
野田:ナチス=ドイツに強制的に徴発されたこの地方の人々は、「マルグレ=ヌ(意に反して)」と呼ばれます。
三浦:戦争末期にフランスのオラドゥール村で、ナチス=ドイツの親衛隊が村民を大量に虐殺しましたが、その実行者の中に「マルグレ=ヌ」がいました。
野田:戦後、その虐殺に関わった「マルグレ=ヌ」はどうなりましたか。
三浦:彼らには有罪判決が下りましたが、その直後に出された特別法によって、ほとんどが恩赦を受けました。これは、アルザスの住民の心情に沿った判断でしたが、オラドゥール村の人々は納得しませんでした。
佐藤:戦後、ヨーロッパの地域連携が進むと歴史総合で学びましたが、今回、一国の中における人々の和解も容易ではないことを知りました。

( キ )に入る語句
あ  プロイセン=フランス戦争
い  第一次世界大戦

事柄
X  「マルグレ=ヌ」とは、第二次世界大戦中に、ドイツ軍によって強制的に徴発されたアルザス地方の人々のことである。
Y  第二次世界大戦後に出されたこの恩赦は、オラドゥール村の人々に配慮したものであった。
  • あ ― X
  • あ ― Y
  • い ― X
  • い ― Y

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