大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問80 (地理総合,地理探究(第4問) 問1)
問題文
世界における農業の生産性は、地域によって大きく異なる。次の図1中の国群A~Cは、アメリカ合衆国とカナダ、スリランカとフィリピン、ドイツとフランスのいずれかである。また、後の文ア~ウは、A~Cのいずれかにおける農業の特徴について述べたものである。A~Cとア~ウとの組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
ア この2か国では、広大な土地をいかして、輸出向けの穀物などを生産する企業的農業が普及している。
イ この2か国では、農地の多くを水田が占め、多くの労働力を投入する稲作農業が普及している。
ウ この2か国では、農地の地力を維持するため、多様な作物を組み合わせた輪作による畑作農業が普及している。
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問題
大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問80(地理総合,地理探究(第4問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
世界における農業の生産性は、地域によって大きく異なる。次の図1中の国群A~Cは、アメリカ合衆国とカナダ、スリランカとフィリピン、ドイツとフランスのいずれかである。また、後の文ア~ウは、A~Cのいずれかにおける農業の特徴について述べたものである。A~Cとア~ウとの組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
ア この2か国では、広大な土地をいかして、輸出向けの穀物などを生産する企業的農業が普及している。
イ この2か国では、農地の多くを水田が占め、多くの労働力を投入する稲作農業が普及している。
ウ この2か国では、農地の地力を維持するため、多様な作物を組み合わせた輪作による畑作農業が普及している。
- A:ア B:イ C:ウ
- A:ア B:ウ C:イ
- A:イ B:ア C:ウ
- A:イ B:ウ C:ア
- A:ウ B:ア C:イ
- A:ウ B:イ C:ア
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この過去問の解説 (1件)
01
グラフの「農民1人当たり穀物生産額(労働生産性)」と「耕地1ha当たり穀物生産額(土地生産性)」という2つの指標から、世界の各地域の農業の特色を判定する問題です。
広大な土地を大型機械で耕す「新大陸」と、狭い土地に多くの人手をかける「アジア」の違いを軸にして見分けていくのがコツです。
「ア」の文章について
広大な土地を活かして輸出向け穀物を生産する企業的農業は、アメリカ合衆国やカナダといった新大陸の特徴です。
大型機械を使って少人数で広大な農地を管理するため、「農民1人当たり」の生産額が極めて高くなる一方で、「耕地1ha当たり」の生産額は相対的に低くなる(粗放的)という特徴があります。
グラフを見ると、縦軸が高く横軸が低い「A」がこれに該当します。
「イ」の文章について
農地の多くを水田が占め、多くの労働力を投入する稲作農業は、モンスーンアジアに位置するスリランカやフィリピンなどの特徴です。
狭い土地に多くの人手をかけて集約的に育てるため、「耕地1ha当たり」の生産額は高くなりますが、農民の数が多く経営規模が小さいため「農民1人当たり」の生産額は極端に低くなるという特徴があります。
グラフを見ると、横軸が高く縦軸が低い「C」がこれに該当します。
「ウ」の文章について
多様な作物を組み合わせた輪作(混合農業など)を行うのは、ヨーロッパに位置するドイツやフランスなどの特徴です。
アジアほど労働集約的(人海戦術)ではなく、かつ新大陸ほど粗放的(土地に余裕がある)ではないため、労働生産性と土地生産性の双方が適度に高い(バランスが取れている)という特徴があります。
グラフを見ると、AとCの中間に位置する「B」がこれに該当します。
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