大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問85 (地理総合,地理探究(第4問) 問6)
問題文
日本の国土像を考える上で、交通網の発達と各地域の産業構造の変化に着目することは重要である。次の図5は、現在の東名・名神高速道路と東北自動車道の沿線都府県における、工業出荷額第1位であったいくつかの業種を年別に示したものである。図5中の凡例P~Rは、食料品、電気機械、輸送機械のいずれかである。業種名とP~Rとの正しい組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
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問題
大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問85(地理総合,地理探究(第4問) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
日本の国土像を考える上で、交通網の発達と各地域の産業構造の変化に着目することは重要である。次の図5は、現在の東名・名神高速道路と東北自動車道の沿線都府県における、工業出荷額第1位であったいくつかの業種を年別に示したものである。図5中の凡例P~Rは、食料品、電気機械、輸送機械のいずれかである。業種名とP~Rとの正しい組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
- 食料品:P 電気機械:Q 輸送機械:R
- 食料品:P 電気機械:R 輸送機械:Q
- 食料品:Q 電気機械:P 輸送機械:R
- 食料品:Q 電気機械:R 輸送機械:P
- 食料品:R 電気機械:P 輸送機械:Q
- 食料品:R 電気機械:Q 輸送機械:P
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この過去問の解説 (1件)
01
日本の工業の地域ごとの特色と、高速道路などの交通網の発達に伴う産業立地の変化を読み解く問題です。
このような工業の統計問題では、「特定の産業が圧倒的に強い県(愛知県の自動車など)」や「高速道路の開通という歴史的イベントに伴う変化(東北地方のシリコンロード)」に注目して見分けていくのがコツです。
「Q(△)」の業種について
図の左側(東名・名神沿線)を見ると、「Q」は愛知県で1970年から現在に至るまで一貫して第1位となっています。
愛知県といえば、豊田市などを中心とした世界的な自動車産業の集積地です。
また、静岡県や神奈川県、さらには右側の表にある群馬県(太田市の自動車工場など)でも1位になっています。
したがって、「Q」は「輸送機械(自動車など)」です。
「P(■)」と「R(●)」の業種について
図の右側(東北自動車道沿線)の歴史的な変化に注目します。
「R」は、1950年代から1980年代頃にかけて、宮城県、岩手県、青森県といった東北地方で第1位を占めていました。
これは、農林水産業が盛んな地域において、古くから地域資源を活かして発展してきた「食料品」工業の特徴です。
一方「P」は、1980年代以降になると、東北自動車道の沿線の県(福島、宮城、岩手、秋田など)で一斉に第1位へと急成長しています。
1980年代は東北地方に向けて高速道路網が整備された時期であり、これに伴って「軽くて高価(輸送コストの負担が小さい)」なIC(集積回路)などの電子部品工場が沿線に多数進出しました。
この地域は当時「シリコンロード」と呼ばれました。
したがって、高速道路の開通に合わせて地方へ進出した「P」が「電気機械」に該当します。
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