共通テスト(地理歴史) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問86 (地理総合,地理探究(第5問) 問1)
問題文
まず、ハルキさんたちは、日本といくつかの国の都市圏人口の割合を比較した。次の図1中のA~Cは、日本、アメリカ合衆国、インドネシアのいずれかである。国名とA~Cとの正しい組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
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問題
共通テスト(地理歴史)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問86(地理総合,地理探究(第5問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
まず、ハルキさんたちは、日本といくつかの国の都市圏人口の割合を比較した。次の図1中のA~Cは、日本、アメリカ合衆国、インドネシアのいずれかである。国名とA~Cとの正しい組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
- 日本:A アメリカ合衆国:B インドネシア:C
- 日本:A アメリカ合衆国:C インドネシア:B
- 日本:B アメリカ合衆国:A インドネシア:C
- 日本:B アメリカ合衆国:C インドネシア:A
- 日本:C アメリカ合衆国:A インドネシア:B
- 日本:C アメリカ合衆国:B インドネシア:A
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この過去問の解説 (3件)
01
まず、国が発展する過程でどんどん都市に人が集まっていく傾向があります。
つまり先進国のほうが発展途上国に比べて第一位の都市圏の人口割合が多い想像できます。
今回の場合
先進国:日本・アメリカ
発展途上国:インドネシア
と分類できます。
日本:A
今回注意が必要なのは都市圏の人口が使われていることです。東京の人口は1200万人ほどと聞いたことがある人もいるかもしれませんが、東京都には周辺の県から出勤などで人が集まってくるため、周辺の県も含めて3500万人程度の都市圏を形成しています。1億2000万人のうちのこの人数ですから第一位の都市は30%程を締めています。
アメリカ合衆国:C
アメリカの都市は広い国土の中に分散して存在しています。ニューヨーク・シカゴ・ロサンゼルスなど他の先進国と比較しても第一位の都市に集中している傾向は薄いと言えます。
インドネシア:B
インドネシアが発展途上国ということを理解できたら、選択しやすいと思われます。
しかし、決して第一位の都市に人口があまりいないわけではなく、首都ジャカルタには4000万人ほどが住んでいて世界最大の都市圏と言われることもあります。あくまでも、国全体の人口が3億人ほどと多く、相対的に割合が低いだけです。
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02
国の総人口に対して最大規模の都市(首位都市)にどれだけ人口が集中しているかという、「都市人口の集中度合い(一極集中か分散型か)」を読み解く問題です。
このような順位・規模グラフ(ランクサイズルールなどに関連するグラフ)では、第1位の都市の割合が突出して高いグラフから国を特定していくのがコツです。
「A」のグラフについて
グラフを見ると、第1位の都市圏だけで国内総人口の約30%という極めて高い割合を占めており、2位以下を大きく引き離す極端な一極集中を示しています。
これは、総人口約1億2千万人のうち、東京大都市圏(1都3県など)に約3000万人以上が集中している日本の現在の状況と一致します。
したがって、Aが日本です。
「C」のグラフについて
グラフを見ると、第1位の都市圏の割合が数%と低く、2位、3位の都市圏との差も小さく、全体的になだらかな多極分散型の傾向を示しています。
これは、ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴなど、広大な国土の各地に巨大な都市圏が分散して存在しているアメリカ合衆国の特徴と一致します。
したがって、Cがアメリカ合衆国です。
「B」のグラフについて
グラフを見ると、第1位の都市圏が10%強を占めており、日本ほど極端ではないものの、首位都市への集中が見られます。
これは、首都ジャカルタ都市圏への人口集中が著しいインドネシアの特徴と一致します。
総人口(約2.7億人)が多いため割合としてはAより低くなりますが、ジャカルタは世界有数の巨大都市圏を形成しています。
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03
この問題では、都市圏人口の規模別順位と国名の組み合わせを答えます。
ここで注意すべきなのは、単なる「都市」ではなく「都市圏」の人口を扱っている点です。
Aの判断 → 日本
Aは一見すると、1つの都市に人口が集中するプライメートシティ型に見えます。
しかし、東京単体ではなく、神奈川・千葉・埼玉といった周辺地域も含めた「首都圏」として考えると、人口は合計約3,800万人にのぼり、全人口の約3割がこのエリアに集中していることになります。
したがって、Aは日本と判断できます。
Bの判断 → インドネシア
Bは、1位の都市に人口が集中する典型的なプライメートシティ型です。
この特徴に当てはまるのはインドネシア(首都ジャカルタ)です。
Cの判断 → アメリカ合衆国
Cは、一定の地域内に複数の大都市が分散して存在するタイプです。
これは、アメリカ東部に広がるメガロポリス(ボストン〜ワシントンD.C.にかけて連なる大都市群)に当てはまります。
この機会に日本の三大都市圏の人口を覚えておきましょう。
首都圏:約3,800万人
近畿大都市圏:約1,900万人
中京大都市圏:約900万人
都市人口TOP5は以下の通りです。
1位:東京23区:約1,000万人
2位:横浜市:約375万人
3位:大阪市:約280万人
4位:名古屋市:約234万人
5位:札幌市:約196万人
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