共通テスト(地理歴史) 過去問
令和8年度(2026年度)本試験
問44 (歴史総合,日本史探究(第2問) 問4)

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問題

共通テスト(地理歴史)試験 令和8年度(2026年度)本試験 問44(歴史総合,日本史探究(第2問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

ミチさんとダイさんは、日本の漁業の歴史について調べることにした。後の問いに答えよ。(資料には、省略したり、改めたりしたところがある。)

ダイさんは、鎌倉時代の荘園に関する資料の中に網漁が行われていたことが推測できる記述を見つけた。資料中の空欄( エ )に入る語句あ・いと、資料から読み取れる内容X・Yとについて、最も適当なものの組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

資料 1239年の伊予国弓削島荘(ゆげのしまのしょう)の年貢物の報告(漁業関係を抜粋)
一、公物分(くもつぶん)  鯛(たい)の干物100匹 塩漬けの鯛100匹 牡蠣(かき)8桶
二、預所得分  鯛の干物100匹 塩漬けの鯛100匹 牡蠣10桶
  預所の網2帖
  ただし、近年は( エ )が横領してしまい、預所の網は1帖だと聞いている。
近年、関東の( エ )が置かれるようになってからは、年貢物は以前と同じようにはそろわなくなったと聞いている。
(『東寺百合文書』)

空欄( エ )に入る語句
あ  国司
い  地頭

資料から読み取れる内容
X  「公物分」とある品目は、弓削島荘から荘園領主に上納された。
Y  「預所得分」とある品目は、弓削島荘から朝廷に上納された。
  • あ — X
  • あ — Y
  • い — X
  • い — Y

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この過去問の解説 (3件)

01

空欄エには い―地頭 が入ります。

 

国司は国ごとの統治者として朝廷から任命されたのに対し、地頭は幕府に任命され、荘園・公領を支配しました。また、地頭が力を増したのは1221年の承久の乱以降のことです。文脈と時期が合うため、地頭が適切となります。

 

資料から読み取れる内容として正しいものは X―「公物分」とある品目は、弓削島荘から荘園領主に上納された です。

 

預所とは、本所から任命を受けてその荘園の運営を統括した役職で、預所得分とは、預所の収益のことです。

 

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02

資料を正確に読み取る能力が問われています。

 

空欄( エ )に入る語句:い

 

1221年の承久の乱以後、荘園が地頭によって侵略されるようになりました。

 

資料から読み取れる内容:X

 

得分とは収益のことなので、「朝廷に上納された」というのは不適当です。

 

以上のことから、最も適当な組合せは「い-X」となります。

 

 

 

 

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03

エ には い  地頭 が当てはまります。

諸国に地頭が設置されたのは1185年です。1239年の文書に「近年、関東の( エ )が置かれるようになってからは、」と書かれていることから判断できます。

国司が設定されたのは701年の大宝律令です。

 

資料から読み取れる内容

X  「公物分」とある品目は、弓削島荘から荘園領主に上納された。 が当てはまります。

「公物分」は、本家や領家などの荘園領主に納める年貢のことです。

 

「預所得分」は、荘園を直接に支配する荘官などの役人の取り分のことです。

 

よって、正解は い — X になります。

 

選択肢1. あ — X

誤った選択肢です。

選択肢2. あ — Y

誤った選択肢です。

選択肢3. い — X

正しい選択肢です。

選択肢4. い — Y

誤った選択肢です。

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