共通テスト(地理歴史) 過去問
令和8年度(2026年度)本試験
問46 (歴史総合,日本史探究(第3問) 問1)

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問題

共通テスト(地理歴史)試験 令和8年度(2026年度)本試験 問46(歴史総合,日本史探究(第3問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

マヤさんとヒデさんは、「歴史と資料」という学習の一環として、先生を交えて絵画資料の読み取りに挑戦した。次の会話を読み、後の問いに答えよ。(資料には、省略したり、改めたりしたところがある。)

先生:図は、ある事件を題材にして描かれた絵巻物の一場面です。この事件の推移を整理した表も参考にしながら、どのような事件について描かれたものかを考えてみましょう。
マヤ:図中の一行はどのような人たちなのでしょうか。
先生:( ア )に着目すると、この一行は検非違使だと推測できます。
マヤ:検非違使は( イ )でしたね。
先生:そうです。もともと律令制では五衛府などが犯人の逮捕にあたっていましたが、この時期には検非違使が担当していました。
ヒデ:そうか。図は伴善男を捕らえにきた場面なんですね。

表  『日本三代実録』に記された事件関係記事
月日       内容
閏 3月10日  応天門に火がつき、それに連なる建物にも延焼した。
8月3日    伴善男らが応天門を焼いたとの通報があった。
8月7日    勘解由使の役所において、伴善男の取調べが行われた。
8月19日    太政大臣に命じて、天下の政治を摂(と)らせた。
9月22日    伴善男や共謀した者たちが流刑に処された。

マヤ:ところで、a 表中の太政大臣は、この事件に関わった藤原氏の人物で、他の政争にも関係していますね。
ヒデ:古代の政争は、政治の転換につながることも多いですよね。
先生:なるほど。ちなみにb 二人が重要と考える古代の出来事は何ですか。

会話文中の空欄( ア )・( イ )に入る語句の組合せとして正しいものを、次のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • ア — 図中の一行の装備  イ — 令に規定のある官職
  • ア — 図中の一行の装備  イ — 令に規定のない官職
  • ア — 表中の取調べが行われた場所  イ — 令に規定のある官職
  • ア — 表中の取調べが行われた場所  イ — 令に規定のない官職

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この過去問の解説 (3件)

01

空欄アには「図中の一行の装備」が入ります。

 

検非違使は、京都の治安維持や犯罪の取り締まりを行った令外官です。一方、勘解由使は、国司交代の際に引継ぎを監督した令外官です。表には「勘解由使の役所において、伴善男の取り調べが行われた」とありますが、これだけでは図中の一行が検非違使であると推測するのは難しいといえます。

 

空欄イには「令に規定のない官職」が入ります。

 

検非違使や勘解由使などの令外官は、令に規定の無い官職です。

 

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02

絵画資料を読み取る問題です。

 

ア:図中の一行の装備

 

検非違使とは、9世紀初めに嵯峨天皇が京中の治安維持にあたらせるために設置されました。

一行の装備から判別できます。

 

イ:令に規定のない官職

 

検非違使は令に規定のない官職(令外官)でした。

 

以上のことから、組合せとして正しいのは「ア-図中の一行の装備 イ-令に規定のない官職」となります。

 

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03

検非違使は京都の治安維持などを担当した臨時の役職(令外官)です。図には馬に騎乗した役人が3人とも弓を携えているので、強い権力を持つ検非違使であることが分かります。

勘解由使は国司の不正防止のために設置された臨時の役職(令外官)です。解由状の審査などを行い、治安維持などの担当はありません。

ア には 図中の一行の装備 が当てはまります。

 

イ には 令に規定のない官職 が当てはまります。

 

選択肢1. ア — 図中の一行の装備  イ — 令に規定のある官職

誤った選択肢です。

選択肢2. ア — 図中の一行の装備  イ — 令に規定のない官職

正しい選択肢です。

選択肢3. ア — 表中の取調べが行われた場所  イ — 令に規定のある官職

誤った選択肢です。

選択肢4. ア — 表中の取調べが行われた場所  イ — 令に規定のない官職

誤った選択肢です。

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