大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問61 (歴史総合,日本史探究(第6問) 問1)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問61(歴史総合,日本史探究(第6問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

アイさんとマリさんは、20世紀前半を生きた胡桃澤盛(くるみざわもり)の日記の読解に取り組んでいる。二人の会話を読み、後の問いに答えよ。(資料には、省略したり、改めたりしたところがある。)

アイ:胡桃澤盛は1905年、長野県下伊那郡河野村の農家に生まれたんだね。(a)倒閣を掲げたデモ行進に参加したことを示す記述があるけど、彼は当時18歳。今の私たちと同じ年頃だ。
マリ:学校教育がすでに浸透した時代・世代だけど、村には青年会という組織も存在し、年長者が年少者を教育する場となっていたようだね。
アイ:青年会は村政について議論する場でもあったよ。日記には、(b)普通選挙の初実施を前に、青年訓練所設置について話し合った青年会の様子が分かる記述もある。青年訓練所って何だろう?
マリ:義務教育を終えた16~20歳の男子が、「善良ナル公民タルノ教養」を身につけるための学科と軍事教練によって、心身ともに「健全ナル国民」となるよう求められたみたい。
アイ:1923年からの胡桃澤の日記が公刊されているけれど、実に多くの雑誌や本の名前が出てきて驚くよ。(c)1920年代の分を読み進めただけでも、様々な文化や娯楽が普及していることが分かるね。
マリ:日記には、(d)満洲移民に関わる記事も見られるね。村会議員から村長となった胡桃澤は、開拓民を送り出し悲惨な目に遭わせた責任を痛感したようだ。
アイ:私は、その後の農村が気になるな。特に、(e)日本が復興期から高度経済成長期を迎えて、農業を担う人たちがどのように変わるのかを調べてみるよ。

アイさんは、下線部(a)のような運動が全国的に繰り広げられていたことを知った。これらの運動の結果に関して述べた文あ~えについて、正しいものの組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

あ  加藤高明が首相となった。
い  原敬が首相となった。
う  選挙権の納税資格が3円以上に引き下げられた。
え  選挙権の納税資格が撤廃された。
  • あ・う
  • あ・え
  • い・う
  • い・え

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説

まだ、解説がありません。