共通テスト(地理歴史) 過去問
令和8年度(2026年度)本試験
問50 (歴史総合,日本史探究(第3問) 問5)

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問題

共通テスト(地理歴史)試験 令和8年度(2026年度)本試験 問50(歴史総合,日本史探究(第3問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

マヤさんとヒデさんは、「歴史と資料」という学習の一環として、先生を交えて絵画資料の読み取りに挑戦した。次の会話を読み、後の問いに答えよ。(資料には、省略したり、改めたりしたところがある。)

先生:『伴大納言絵巻』の成立や内容についても、考える必要がありそうですね。この絵巻物の成立と同時期には『源氏物語絵巻』『信貴山縁起絵巻』などが作られています。これらの絵巻物は、絵とそれを説明する詞書が交互につながり、話が展開することが特徴ですね。資料1・2も用意したので、あわせて考えてみましょう。
マヤ:資料1中の「巨勢金岡」が気になります。巨勢金岡は、この絵巻物の題材となった事件が起こった時期に活躍した絵師のようですね。
ヒデ:私は資料2に興味があります。この資料に登場する「我れ」とは伴善男のことですよね。「信(まこと)の大臣」が失脚すれば、自分が大臣になれると考えていたのかな。

資料1  『看聞日記』1441年4月26日条
若狭国の松永荘にある新八幡宮に絵巻物があるという話を聞いた。(中略)伴大納言絵巻一巻は、巨勢金岡の作といわれている。

資料2  『伴大納言絵巻』の詞書
応天門を焼きて、信の大臣(注1)に負(お)おせて、かの大臣を罪せさせて(注2)、一の大納言(注3)なれば、我れ大臣にならんと構えける事の、却(かえ)りて罪せられけん、いかに悔しかりけん。
(注1)信の大臣:左大臣源信のこと。はじめ応天門放火の嫌疑をかけられる。
(注2)罪せさせて:ここでは罪に陥れるという意味。
(注3)一の大納言:大納言の筆頭。大臣の座に空席が生じた場合、大臣となる可能性が高い。

二人は、資料1・2について考察したことをメモにまとめた。メモ1・2の正誤について述べた文として最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

メモ1
『伴大納言絵巻』の成立した時期に着目すれば、絵巻物の作者を巨勢金岡だとする資料1の記述は、事実だと言える。

メモ2
資料2の作者は、伴善男が応天門に放火したと考えた上で、善男の心境についても推測している。
  • メモ1のみ正しい。
  • メモ2のみ正しい。
  • メモ1・2とも正しい。
  • メモ1・2とも誤っている。

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