共通テスト(地理歴史) 過去問
令和8年度(2026年度)本試験
問53 (歴史総合,日本史探究(第4問) 問2)

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問題

共通テスト(地理歴史)試験 令和8年度(2026年度)本試験 問53(歴史総合,日本史探究(第4問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

日本史探究の授業で、カイリさんのグループは、中世における女性と政治との関わりをテーマに探究を行った。次の文章を読み、後の問いに答えよ。(資料には、省略したり、改めたりしたところがある。)

カイリさんたちは、北条政子と日野富子に着目して資料1~3を集めた。

カイリさんたちは、日野富子に関する資料3について調べ、従来と現在とで日野富子の評価が変わったことを知り、ノート1にまとめた。資料3やノート1について述べた文あ・いの正誤の組合せとして正しいものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

資料3  興福寺大乗院の尋尊の日記(1477年7月29日条)
日野富子は天下の政治を執っているので、莫大な銭をお持ちである。金利を取って自軍の大名小名たちに貸し付けている。この世の銭は全て、この方のところにあるように思われる。

ノート1
【日野富子の評価の変化】
・従来の研究は、資料3に見られるような積極的な幕政への関与や金融活動を、否定的に捉えて「悪女」と評価してきた。
・現在の研究では、富子が政治に積極的に関わったのは、夫の足利義政が幕府の政務を放棄した時期であることや、彼女の金融活動は幕府財政の運用に不可欠であり、貸し付けた相手への経済支援ともなっていたことが明らかになっている。

あ  日野富子が行った銭の貸し付けは、味方の武士を助ける意味もあった。
い  資料3中の「自軍の大名小名」が戦いに参加した結果、当時の将軍と対立した鎌倉公方が滅ぼされた。
  • あ — 正  い — 正
  • あ — 正  い — 誤
  • あ — 誤  い — 正
  • あ — 誤  い — 誤

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この過去問の解説 (2件)

01

あ  日野富子が行った銭の貸し付けは、味方の武士を助ける意味もあった。

正しい文章です。

 

い  資料3中の「自軍の大名小名」が戦いに参加した結果、当時の将軍と対立した鎌倉公方が滅ぼされた。

1438-39年の永享の乱で将軍足利義教と対立して滅ぼされた鎌倉公方は、足利持氏です。

1477年は応仁の乱の途中なので、この文章は誤りです。

 

よって、正解は あ — 正  い — 誤 になります。

選択肢1. あ — 正  い — 正

誤った選択肢です。

選択肢2. あ — 正  い — 誤

正しい選択肢です。

選択肢3. あ — 誤  い — 正

誤った選択肢です。

選択肢4. あ — 誤  い — 誤

誤った選択肢です。

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02

日野富子に関する問題です。

 

あ:正しい

 

ノートによれば「彼女の金融活動は幕府財政の運用に不可欠であり、貸し付けた相手への経済支援ともなっていたことが明らかになっている」とあることから、味方の武士を助ける意味があったと考えられます。

 

い:誤り

 

この戦いは「永享の乱(1438年)」を指しています。

これにより幕府に反抗的な鎌倉公方足利持氏が将軍足利義教によって自害に追い込まれました。

足利義政のことではありません。

 

以上のことから、正誤の組合せとして正しいのは「あ-正 い-誤」となります。

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