共通テスト(地理歴史) 過去問
令和8年度(2026年度)本試験
問82 (地理総合,地理探究(第4問) 問2)
問題文
繊維工業が日本の工業を牽引(けんいん)していたことを知ったコトミさんは、日本の繊維工業の歴史について、化学繊維製造業と綿紡績業の1967年と2021年の都道府県別事業所数を調べ、次の資料1にまとめた。2021年の化学繊維製造業に該当するものを、資料1中の①~④のうちから一つ選べ。
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問題
共通テスト(地理歴史)試験 令和8年度(2026年度)本試験 問82(地理総合,地理探究(第4問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
繊維工業が日本の工業を牽引(けんいん)していたことを知ったコトミさんは、日本の繊維工業の歴史について、化学繊維製造業と綿紡績業の1967年と2021年の都道府県別事業所数を調べ、次の資料1にまとめた。2021年の化学繊維製造業に該当するものを、資料1中の①~④のうちから一つ選べ。
- ①
- ②
- ③
- ④
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この過去問の解説 (2件)
01
現在の日本の綿紡績業は、海外からの安価な製品流入などで、昔と比べて明らかに衰退しています。
③は 1967年の綿紡績業 、④は 2021年の綿紡績業 に当たります。
現在の日本の化学繊維製造業は、以前よりは生産量は減りましたが、高機能素材の開発に活路を見いだしている状態です。
①は 1967年の化学繊維製造業 、④は 2021年の化学繊維製造業 に当たります。
よって、正解は ② になります。
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02
資料1では、上段の2つが化学繊維製造業、下段の2つが綿紡績業に対応しています。
このグラフは化学繊維製造業ですが、1967年のものです。
化学繊維製造業は、高度経済成長期に石油化学コンビナートの整備などとともに発展しました。
資料では、岡山県・山口県・兵庫県など、石油化学工業が発達した地域に事業所がみられます。
このグラフが2021年の化学繊維製造業です。
上段の2つは分布の特徴が似ており、岡山県・山口県・兵庫県などに事業所がみられます。
これらの地域では石油化学コンビナートが発達しており、石油などを原料とする化学繊維製造業との結び付きが強いです。
また、資料全体から1967年と2021年を比べると、上段は事業所数の変化が比較的小さいため、右側が2021年と判断できます。
これは1967年の綿紡績業です。
綿紡績業は、日本の近代工業化を支えた代表的な産業で、大阪府や愛知県などで発達しました。
特に大阪は、大規模な綿紡績工業が集まったことから、かつて「東洋のマンチェスター」とも呼ばれました。
1967年にはまだ多くの事業所があり、491という大きな数になっています。
これは2021年の綿紡績業です。
日本の繊維工業は、オイルショックや新興国の工業化などの影響を受け、海外との価格競争が厳しくなりました。
そのため、かつて盛んだった綿紡績業の事業所は大きく減少しています。
491から29へという大幅な減少は、綿紡績業の衰退をよく表しています。
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