共通テスト(地理歴史) 過去問
令和8年度(2026年度)追・再試験
問18 (歴史総合,世界史探究(第3問) 問4)
問題文
世界史を探究するなかで、人物や時代、出来事の評価や解釈が変わる場合がある。次の文章を読み、後の問いに答えよ。(資料には、省略したり、改めたりしたところがある。)
2班の生徒たちが、中世という言葉について話をしている。
高橋:今日の授業は、中世ヨーロッパに関する授業だったけれど、なぜ古代の後の時代は、中世と呼ばれるんだろう。
鶴田:私も気になって図書館で調べたんだけど、そこで、最近出版された『中世ヨーロッパ――ファクトとフィクション』という本を見つけたよ。この本によると、中世という言葉は、ルネサンス期に見られる「中間の時代」というラテン語の表現に由来するらしい。その後、中世とは、古代ローマ文化が失われ、ルネサンスが未到来の、中間の暗黒時代である、という見方が、繰り返し主張されたんだって。
寺尾:確かに、中世って暗いイメージがあるよね。映画とかマンガで、無秩序で暴力がはびこる時代として描かれることが多いし。
鶴田:そのイメージについても、この本には書かれていたよ。それについてまとめた次のノートを見てくれるかな。
ノート
・ペトラルカにとって、暗黒とは知的な暗さを意味した。彼は、良質なラテン語文学をローマ文化の象徴として光とみなし、それが欠如した中世を闇の時代と捉えた。
・さらに、17世紀や18世紀の著述家たちは自身の「理性の時代」を称賛し、先立つ「信仰の時代」を中傷した。ヴォルテールにとって中世とは、野蛮で、残忍で、専制的で、混乱し、貧しい時代であり、彼はそれら全てを教会の責任とみなした。
高橋:つまり、中世を暗いイメージで捉えるのは、後の時代の人たちの認識なんだね。実際はどうだったんだろう。
寺尾:中世の社会や文化の特徴を、改めて探究する必要がありそうだ。
2班の生徒たちは、ノートを基に、中世の社会や文化の特徴について探究するための課題を考えた。課題あ・いと、それぞれの課題を考察するための事例W~Zとについて、最も適当なものの組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
課題
あ 「知的な暗さ」が強調される中世において、学問はどのように展開していたのだろうか。
い 「混乱し、貧しい」とされる中世において、商業はどのように展開していたのだろうか。
事例
W アルクインの活動とその影響
X シモン=ド=モンフォールの活動とその影響
Y 金印勅書発布の経緯
Z ハンザ同盟結成の経緯
2班の生徒たちが、中世という言葉について話をしている。
高橋:今日の授業は、中世ヨーロッパに関する授業だったけれど、なぜ古代の後の時代は、中世と呼ばれるんだろう。
鶴田:私も気になって図書館で調べたんだけど、そこで、最近出版された『中世ヨーロッパ――ファクトとフィクション』という本を見つけたよ。この本によると、中世という言葉は、ルネサンス期に見られる「中間の時代」というラテン語の表現に由来するらしい。その後、中世とは、古代ローマ文化が失われ、ルネサンスが未到来の、中間の暗黒時代である、という見方が、繰り返し主張されたんだって。
寺尾:確かに、中世って暗いイメージがあるよね。映画とかマンガで、無秩序で暴力がはびこる時代として描かれることが多いし。
鶴田:そのイメージについても、この本には書かれていたよ。それについてまとめた次のノートを見てくれるかな。
ノート
・ペトラルカにとって、暗黒とは知的な暗さを意味した。彼は、良質なラテン語文学をローマ文化の象徴として光とみなし、それが欠如した中世を闇の時代と捉えた。
・さらに、17世紀や18世紀の著述家たちは自身の「理性の時代」を称賛し、先立つ「信仰の時代」を中傷した。ヴォルテールにとって中世とは、野蛮で、残忍で、専制的で、混乱し、貧しい時代であり、彼はそれら全てを教会の責任とみなした。
高橋:つまり、中世を暗いイメージで捉えるのは、後の時代の人たちの認識なんだね。実際はどうだったんだろう。
寺尾:中世の社会や文化の特徴を、改めて探究する必要がありそうだ。
2班の生徒たちは、ノートを基に、中世の社会や文化の特徴について探究するための課題を考えた。課題あ・いと、それぞれの課題を考察するための事例W~Zとについて、最も適当なものの組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
課題
あ 「知的な暗さ」が強調される中世において、学問はどのように展開していたのだろうか。
い 「混乱し、貧しい」とされる中世において、商業はどのように展開していたのだろうか。
事例
W アルクインの活動とその影響
X シモン=ド=モンフォールの活動とその影響
Y 金印勅書発布の経緯
Z ハンザ同盟結成の経緯
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問題
反映中…
共通テスト(地理歴史)試験 令和8年度(2026年度)追・再試験 問18(歴史総合,世界史探究(第3問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
世界史を探究するなかで、人物や時代、出来事の評価や解釈が変わる場合がある。次の文章を読み、後の問いに答えよ。(資料には、省略したり、改めたりしたところがある。)
2班の生徒たちが、中世という言葉について話をしている。
高橋:今日の授業は、中世ヨーロッパに関する授業だったけれど、なぜ古代の後の時代は、中世と呼ばれるんだろう。
鶴田:私も気になって図書館で調べたんだけど、そこで、最近出版された『中世ヨーロッパ――ファクトとフィクション』という本を見つけたよ。この本によると、中世という言葉は、ルネサンス期に見られる「中間の時代」というラテン語の表現に由来するらしい。その後、中世とは、古代ローマ文化が失われ、ルネサンスが未到来の、中間の暗黒時代である、という見方が、繰り返し主張されたんだって。
寺尾:確かに、中世って暗いイメージがあるよね。映画とかマンガで、無秩序で暴力がはびこる時代として描かれることが多いし。
鶴田:そのイメージについても、この本には書かれていたよ。それについてまとめた次のノートを見てくれるかな。
ノート
・ペトラルカにとって、暗黒とは知的な暗さを意味した。彼は、良質なラテン語文学をローマ文化の象徴として光とみなし、それが欠如した中世を闇の時代と捉えた。
・さらに、17世紀や18世紀の著述家たちは自身の「理性の時代」を称賛し、先立つ「信仰の時代」を中傷した。ヴォルテールにとって中世とは、野蛮で、残忍で、専制的で、混乱し、貧しい時代であり、彼はそれら全てを教会の責任とみなした。
高橋:つまり、中世を暗いイメージで捉えるのは、後の時代の人たちの認識なんだね。実際はどうだったんだろう。
寺尾:中世の社会や文化の特徴を、改めて探究する必要がありそうだ。
2班の生徒たちは、ノートを基に、中世の社会や文化の特徴について探究するための課題を考えた。課題あ・いと、それぞれの課題を考察するための事例W~Zとについて、最も適当なものの組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
課題
あ 「知的な暗さ」が強調される中世において、学問はどのように展開していたのだろうか。
い 「混乱し、貧しい」とされる中世において、商業はどのように展開していたのだろうか。
事例
W アルクインの活動とその影響
X シモン=ド=モンフォールの活動とその影響
Y 金印勅書発布の経緯
Z ハンザ同盟結成の経緯
2班の生徒たちが、中世という言葉について話をしている。
高橋:今日の授業は、中世ヨーロッパに関する授業だったけれど、なぜ古代の後の時代は、中世と呼ばれるんだろう。
鶴田:私も気になって図書館で調べたんだけど、そこで、最近出版された『中世ヨーロッパ――ファクトとフィクション』という本を見つけたよ。この本によると、中世という言葉は、ルネサンス期に見られる「中間の時代」というラテン語の表現に由来するらしい。その後、中世とは、古代ローマ文化が失われ、ルネサンスが未到来の、中間の暗黒時代である、という見方が、繰り返し主張されたんだって。
寺尾:確かに、中世って暗いイメージがあるよね。映画とかマンガで、無秩序で暴力がはびこる時代として描かれることが多いし。
鶴田:そのイメージについても、この本には書かれていたよ。それについてまとめた次のノートを見てくれるかな。
ノート
・ペトラルカにとって、暗黒とは知的な暗さを意味した。彼は、良質なラテン語文学をローマ文化の象徴として光とみなし、それが欠如した中世を闇の時代と捉えた。
・さらに、17世紀や18世紀の著述家たちは自身の「理性の時代」を称賛し、先立つ「信仰の時代」を中傷した。ヴォルテールにとって中世とは、野蛮で、残忍で、専制的で、混乱し、貧しい時代であり、彼はそれら全てを教会の責任とみなした。
高橋:つまり、中世を暗いイメージで捉えるのは、後の時代の人たちの認識なんだね。実際はどうだったんだろう。
寺尾:中世の社会や文化の特徴を、改めて探究する必要がありそうだ。
2班の生徒たちは、ノートを基に、中世の社会や文化の特徴について探究するための課題を考えた。課題あ・いと、それぞれの課題を考察するための事例W~Zとについて、最も適当なものの組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
課題
あ 「知的な暗さ」が強調される中世において、学問はどのように展開していたのだろうか。
い 「混乱し、貧しい」とされる中世において、商業はどのように展開していたのだろうか。
事例
W アルクインの活動とその影響
X シモン=ド=モンフォールの活動とその影響
Y 金印勅書発布の経緯
Z ハンザ同盟結成の経緯
- あ — W い — Y
- あ — W い — Z
- あ — X い — Y
- あ — X い — Z
- あ — Y い — W
- あ — Y い — X
- あ — Z い — W
- あ — Z い — X
正解!素晴らしいです
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この過去問の解説 (2件)
01
あ 「知的な暗さ」が強調される中世において、学問はどのように展開していたのだろうか。
W アルクインの活動とその影響 が当てはまります。
アルクインはカロリング朝ルネサンスを代表する学者で、カール大帝のもとで働きました。
X シモン=ド=モンフォールの活動とその影響
シモン=ド=モンフォールは、イングランドの議会制度の基礎を作った13世紀の人物です。
い 「混乱し、貧しい」とされる中世において、商業はどのように展開していたのだろうか。
Z ハンザ同盟結成の経緯 が当てはまります。
ハンザ同盟は、中世後期のヨーロッパ北部の貿易都市同盟です。リューベックが盟主でした。
Y 金印勅書発布の経緯
金印勅書は、1356年に発布された神聖ローマ帝国の皇帝選挙法です。
よって、正解は あ — W い — Z になります。
誤った選択肢です。
正しい選択肢です。
誤った選択肢です。
誤った選択肢です。
誤った選択肢です。
誤った選択肢です。
誤った選択肢です。
誤った選択肢です。
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02
「あ」は中世ヨーロッパの学問について調べる課題なので、カール大帝のもとで学問や教育の発展に力を尽くしたアルクインの活動が適しています。
「い」は中世の商業について調べる課題なので、北ドイツの都市を中心に商業活動を行ったハンザ同盟の結成について調べるのが適しています。
正解です。
アルクインは、カール大帝の宮廷で教育や学問の充実に取り組みました。
古代の文献を保存・研究する動きも進められたため、中世にも学問が発展していたことを考える事例になります。
また、ハンザ同盟は北ドイツの都市を中心とした商業都市の結び付きです。
北海やバルト海を舞台に活発な交易を行ったため、中世の商業の発展を考えるのに適しています。
Xのシモン=ド=モンフォールは、13世紀のイングランドで国王に対抗し、議会の発達に関係した人物です。
Yの金印勅書は、神聖ローマ帝国で皇帝を選ぶ選帝侯などについて定めたものです。
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