共通テスト(地理歴史) 過去問
令和8年度(2026年度)追・再試験
問49 (歴史総合,日本史探究(第3問) 問4)
問題文
カズミさんは、古代に漆が税として納められていたことに興味を持ち、漆を材料として古代における国家の支配や税制について考えることにした。後の問いに答えよ。(資料には、省略したり、改めたりしたところがある。)
古代の漆の使用について調べるなかで、各地の遺跡で漆紙文書が出土していることを知ったカズミさんは、漆紙文書の例として図2を入手し、調べたことをノート1にまとめた。ノート1中の空欄( ア )に入る語句と、( イ )に入る文との組合せとして正しいものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
ノート1
■漆紙文書とは
・不要になった文書が漆塗りの作業の際に漆の容器の蓋紙(ふたがみ)として再利用され、その後に廃棄されたものである。
・漆の染み込んだ部分が地中で腐らず残るので、文字を復元することも可能である。
・8世紀や9世紀の寺院跡からも出土している。
・漆紙文書の出土遺跡は、漆塗りが行われていた場所と考えられる。
■図2について
・秋田城跡から出土した漆紙文書の一つで、9世紀半ば以前の戸籍の一部と推定されている。
・図2の漆紙文書が出土した遺構は、9世紀後半のものと考えられている。
・図2中の傍線部に見られる「都野臣縄刀自売」は、口分田が班給される( ア )であった。
・戸籍が漆紙文書となっていることから、( イ )と考えられる。
古代の漆の使用について調べるなかで、各地の遺跡で漆紙文書が出土していることを知ったカズミさんは、漆紙文書の例として図2を入手し、調べたことをノート1にまとめた。ノート1中の空欄( ア )に入る語句と、( イ )に入る文との組合せとして正しいものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
ノート1
■漆紙文書とは
・不要になった文書が漆塗りの作業の際に漆の容器の蓋紙(ふたがみ)として再利用され、その後に廃棄されたものである。
・漆の染み込んだ部分が地中で腐らず残るので、文字を復元することも可能である。
・8世紀や9世紀の寺院跡からも出土している。
・漆紙文書の出土遺跡は、漆塗りが行われていた場所と考えられる。
■図2について
・秋田城跡から出土した漆紙文書の一つで、9世紀半ば以前の戸籍の一部と推定されている。
・図2の漆紙文書が出土した遺構は、9世紀後半のものと考えられている。
・図2中の傍線部に見られる「都野臣縄刀自売」は、口分田が班給される( ア )であった。
・戸籍が漆紙文書となっていることから、( イ )と考えられる。
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問題
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共通テスト(地理歴史)試験 令和8年度(2026年度)追・再試験 問49(歴史総合,日本史探究(第3問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
カズミさんは、古代に漆が税として納められていたことに興味を持ち、漆を材料として古代における国家の支配や税制について考えることにした。後の問いに答えよ。(資料には、省略したり、改めたりしたところがある。)
古代の漆の使用について調べるなかで、各地の遺跡で漆紙文書が出土していることを知ったカズミさんは、漆紙文書の例として図2を入手し、調べたことをノート1にまとめた。ノート1中の空欄( ア )に入る語句と、( イ )に入る文との組合せとして正しいものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
ノート1
■漆紙文書とは
・不要になった文書が漆塗りの作業の際に漆の容器の蓋紙(ふたがみ)として再利用され、その後に廃棄されたものである。
・漆の染み込んだ部分が地中で腐らず残るので、文字を復元することも可能である。
・8世紀や9世紀の寺院跡からも出土している。
・漆紙文書の出土遺跡は、漆塗りが行われていた場所と考えられる。
■図2について
・秋田城跡から出土した漆紙文書の一つで、9世紀半ば以前の戸籍の一部と推定されている。
・図2の漆紙文書が出土した遺構は、9世紀後半のものと考えられている。
・図2中の傍線部に見られる「都野臣縄刀自売」は、口分田が班給される( ア )であった。
・戸籍が漆紙文書となっていることから、( イ )と考えられる。
古代の漆の使用について調べるなかで、各地の遺跡で漆紙文書が出土していることを知ったカズミさんは、漆紙文書の例として図2を入手し、調べたことをノート1にまとめた。ノート1中の空欄( ア )に入る語句と、( イ )に入る文との組合せとして正しいものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
ノート1
■漆紙文書とは
・不要になった文書が漆塗りの作業の際に漆の容器の蓋紙(ふたがみ)として再利用され、その後に廃棄されたものである。
・漆の染み込んだ部分が地中で腐らず残るので、文字を復元することも可能である。
・8世紀や9世紀の寺院跡からも出土している。
・漆紙文書の出土遺跡は、漆塗りが行われていた場所と考えられる。
■図2について
・秋田城跡から出土した漆紙文書の一つで、9世紀半ば以前の戸籍の一部と推定されている。
・図2の漆紙文書が出土した遺構は、9世紀後半のものと考えられている。
・図2中の傍線部に見られる「都野臣縄刀自売」は、口分田が班給される( ア )であった。
・戸籍が漆紙文書となっていることから、( イ )と考えられる。
- ア — 対象 イ — 9世紀半ばには戸籍の制度が廃止されていた
- ア — 対象 イ — 保管期間の過ぎた戸籍は廃棄されていた
- ア — 対象外 イ — 9世紀半ばには戸籍の制度が廃止されていた
- ア — 対象外 イ — 保管期間の過ぎた戸籍は廃棄されていた
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この過去問の解説 (3件)
01
漆紙文書に関連した穴埋め問題です。
ア — 対象
口分田は、男女とも6歳以上に班給されました。「都野臣縄刀自売」は年15の小女なので、班給の対象になります。
イ — 保管期間の過ぎた戸籍は廃棄されていた
ノート1に、漆紙文書は不要になった文書が再利用され後に廃棄されたものとあります。図2の戸籍は9世紀半ば以前のもので、9世紀後半の遺構から漆紙文書として出土していることから、不要になった戸籍は廃棄されていたと考えられます。
9世紀半ばには戸籍の制度が廃止されていたという事実はありません。
よって、 ア — 対象 イ — 保管期間の過ぎた戸籍は廃棄されていた の組合せが正解です。
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02
口分田は、6歳以上の男女に班給されました。「都野臣縄刀自売」は15歳の女子なので、口分田が班給される対象になります。
ア には 対象 が当てはまります。
漆紙文書は、不要になった文書が漆塗りの作業の際に偶然復元された文書です。
イ には 保管期間の過ぎた戸籍は廃棄されていた が当てはまります。
9世紀後半のものと考えられている遺構から、9世紀半ば以前の戸籍の一部と推定されている漆紙文書が出土したという説明にも合っています。
9世紀半ばには戸籍の制度が廃止されていた とは言えません。
誤った選択肢です。
正しい選択肢です。
誤った選択肢です。
誤った選択肢です。
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03
律令制では、男性だけでなく女性にも口分田が班給されたため、「都野臣縄刀自売」は班給の対象でした。
正解です。
班田収授法では、女性にも男性より少ない面積ではありますが、口分田が班給されました。
そのため、「都野臣縄刀自売」も班給の対象です。
また、戸籍には一定の保管期間があり、古くなって役目を終えたものは廃棄されることがありました。
実際に、古い戸籍や計帳などの文書が、別の用途に再利用された事例も確認されています。
図2の戸籍も、不要になった後に漆の容器の蓋紙として使われたと考えられるため、この組合せが当てはまります。
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