共通テスト(地理歴史) 過去問
令和8年度(2026年度)追・再試験
問51 (歴史総合,日本史探究(第4問) 問1)

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問題

共通テスト(地理歴史)試験 令和8年度(2026年度)追・再試験 問51(歴史総合,日本史探究(第4問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

モリオさんとミドリさんは、中世の歌人に興味を持ち、藤原定家について調べることにした。次の会話を読み、後の問いに答えよ。(資料には、省略したり、改めたりしたところがある。)

モリオ:藤原定家といえば、鎌倉時代初期の貴族だよね。競技かるたで使われる『百人一首』の編者と考えられているよね。
ミドリ:最近は違う意見も出てきているんだって。

資料  藤原定家の日記『明月記』1235年5月27日条
下野国の御家人である宇都宮頼綱が、自らの別荘に飾るための色紙を、私(藤原定家)に書いてほしいと熱心に申し入れてきたので、私は書の専門家ではなく気が進まないことではあるが、筆をとって色に和歌を書いて頼綱のもとに送った。古くは天智天皇から藤原家隆・雅経(注)まで、歌人一人につき、一首ずつ選んだ。
(注) 藤原家隆・雅経:定家と同時期に活躍した歌人。

モリオ:図は、定家の父親で歌人としても有名な俊成から始まる「和歌の家」の系図だね。
ミドリ:中世になると、特定の家が家職として、和歌・書などの芸能や朝廷の仕事を分担・独占するよね。摂政や関白も、藤原氏の( ア )の流れをくむ藤原道長の子孫の家が継承しているから、家職とも考えられるね。
モリオ:( イ )も武芸を家職にしたと言えるね。その( イ )の中から、後に武家の棟梁が登場するんだよね。
ミドリ:次に資料を見てよ。
モリオ:この資料は、定家が『百人一首』を編集した根拠とされているよね。宇都宮頼綱は、歌人としても知られているね。
ミドリ:ところが最近、資料に出てくる色紙の和歌は、『百人秀歌』のものだという説があるんだ。
モリオ:a 『百人秀歌』というのは、初めて聞く名前だな。

会話文中の空欄( ア )・( イ )に入る語句の組合せとして正しいものを、次のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • ア — 式家  イ — 在庁官人
  • ア — 式家  イ — 軍事貴族
  • ア — 北家  イ — 在庁官人
  • ア — 北家  イ — 軍事貴族

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この過去問の解説 (3件)

01

貴族による家職の継承に関する会話の穴埋め問題です。

 

ア — 北家 
藤原道長は藤原北家の流れをくむ人物です。
藤原北家は藤原四兄弟の次男・房前を祖とする家系で、藤原四家の中で最も栄えました。
式家は藤原四兄弟の三男・宇合を祖とする家系で、薬子の変以後は衰えました。

 

イ — 軍事貴族
武芸を家職とし、その中から武家の棟梁である平氏や源氏が現れたのは軍事貴族です。
在庁官人とは国衙で実務を担った現地の役人のことです。

 

よって、 ア — 北家  イ — 軍事貴族 が正しい組合せです。

 

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02

ア には 北家 が当てはまります。

藤原北家は、藤原不比等の次男である藤原房前を祖とする家系です。

藤原冬嗣の頃から急速に勢力を拡大しました。

 

 

イ には 軍事貴族 が当てはまります。

軍事貴族の中から、武家の長である武家の棟梁が登場します。

桓武平氏や清和源氏などが代表例です。

 

藤原式家は、藤原不比等の三男である藤原宇合を祖とする家系です。

在庁官人は、国衙で実務を担った現地の地方官僚のことです。

 

 

 

選択肢1. ア — 式家  イ — 在庁官人

誤った選択肢です。

選択肢2. ア — 式家  イ — 軍事貴族

誤った選択肢です。

選択肢3. ア — 北家  イ — 在庁官人

誤った選択肢です。

選択肢4. ア — 北家  イ — 軍事貴族

正しい選択肢です。

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03

藤原道長は、藤原氏の中でも北家の流れをくむ人物です。

道長の子孫からは、のちに摂政・関白を受け継ぐ家々が生まれました。

また、平安時代には武芸を専門とする軍事貴族が現れ、その中から源氏や平氏など、のちに武家の棟梁となる一族が成長していきました。

選択肢4. ア — 北家  イ — 軍事貴族

正解です。

 

藤原道長は藤原北家の出身です。

平安時代には北家が勢力を伸ばし、道長やその子の頼通の時代に摂関政治が最も栄えました。

また、平安時代には、武芸を専門的に担う軍事貴族が現れました。

代表的なのが源氏や平氏です。

こうした一族の中から、のちに武家の棟梁として多くの武士をまとめる人物が登場しました。

 

 

在庁官人は、国司のもとで地方の行政を担当した役人です。

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