共通テスト(地理歴史) 過去問
令和8年度(2026年度)追・再試験
問40 (歴史総合,日本史探究(第1問) 問8)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

共通テスト(地理歴史)試験 令和8年度(2026年度)追・再試験 問40(歴史総合,日本史探究(第1問) 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

歴史総合の授業で、「歴史における旅とその役割」という主題を設定し、探究した。次の文章を読み、後の問いに答えよ。(資料には、省略したり、改めたりしたところがある。)

班活動のまとめとして、これまで調べた旅を比較し、メモを作成した。メモ1・2の正誤について述べた文として最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

メモ1
1班(第1問問1)と3班(第1問問6)の事例から、それぞれの時代における地域内の移動や国境を越えた移動が徐々に衰退していく状況が読み取れる。

メモ2
2班(第1問問3)のイブラヒムやダライ=ラマ13世の事例からは、彼らが宗教的に共通する諸民族と連携することで大国に対抗しようとしたことが読み取れる。
  • メモ1のみ正しい。
  • メモ2のみ正しい。
  • 二つとも正しい。
  • 二つとも誤っている。

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正しい選択肢は メモ2のみ正しい です。

 

メモ1には「地域内の移動や国境を越えた移動が徐々に衰退していく状況が読み取れる」とありますが、1班は伊勢参りの流行を、3班は海外渡航者増加についての資料をあげているため、誤った記述といえます。

 

一方、イブラヒムはムスリムが連帯することで列強に対抗できると考え、各地に赴きました。また、ダライ=ラマ13世は、旅から戻った後、チベット仏教を信仰するモンゴルと相互に独立を確認する条約を結び、のちに独立宣言と称される布告を出すに至ります。よって、メモ2の内容は正しいといえます。

参考になった数0

02

1班は江戸時代における女性の伊勢参りについて、3班は戦後の海外渡航自由化について調べています。

2班は、イブラヒムやダライ=ラマ13世が世界各地を旅行していることについて調べています。

 

メモ1
1班(第1問問1)と3班(第1問問6)の事例から、それぞれの時代における地域内の移動や国境を越えた移動が徐々に衰退していく状況が読み取れる。

戦後の海外渡航者は年々増加しているので、この文章は誤りです。

 

メモ2
2班(第1問問3)のイブラヒムやダライ=ラマ13世の事例からは、彼らが宗教的に共通する諸民族と連携することで大国に対抗しようとしたことが読み取れる。

正しい文章です。

イブラヒムは、ムスリムが連帯することで列強に対抗できると考え、ユーラシア各地に赴きました。

ダライ=ラマ13世は、1913年に、チベット仏教信仰を共有するモンゴルと相互に独立を確認する条約を結び、のちに独立宣言と称される布告を出すに至ります。

 

よって、正解は メモ2のみ正しい。 になります。


 

選択肢1. メモ1のみ正しい。

誤った選択肢です。

選択肢2. メモ2のみ正しい。

正しい選択肢です。

選択肢3. 二つとも正しい。

誤った選択肢です。

選択肢4. 二つとも誤っている。

誤った選択肢です。

参考になった数0

03

メモ1で取り上げられている事例からは、人々の移動が衰退したのではなく、交通網の整備や海外旅行の自由化などによって、移動が広がっていった様子が読み取れます。

一方、メモ2のイブラヒムとダライ=ラマ13世は、どちらも宗教的なつながりを持つ人々や地域との連携を通して、列強などの大国に対抗しようとしました。

選択肢2. メモ2のみ正しい。

正解です。

 

メモ1は誤りです。

1班で扱った江戸時代の伊勢参りでは、交通網や宿場などが整えられたことで、人々が伊勢神宮だけでなく、各地の寺社や名所を巡るようになっていました。

また、3班では、日本人の海外旅行が1964年に自由化され、その後、海外へ出かける人が増えていったことを学びました。

さらに、ヨーロッパではシェンゲン協定によって、参加国の間で国境を越えた移動がしやすくなりました。

したがって、これらの事例から読み取れるのは、移動が衰退したことではなく、人々の移動がより活発になり、移動できる範囲も広がったことです。

 

メモ2は正しい内容です。

イブラヒムは、ムスリムどうしが連帯することで、ヨーロッパ列強に対抗しようと考え、ユーラシア各地を旅しました。

一方、ダライ=ラマ13世は、イギリス・ロシア・清などの大国の影響を受ける中で各地を移動しました。

その後、チベットへ戻ると、同じチベット仏教を信仰するモンゴルと、互いの独立を確認する条約を結びました。

そのため、両者には、宗教的なつながりを利用して他の地域や民族と連携し、大国に対抗しようとしたという共通点があります。

参考になった数0